つぼい‐しょうごろう【坪井正五郎】
[1863〜1913]人類学者。江戸の生まれ。東大教授。日本の人類学・考古学の創始者の一人。東京人類学会を創立。日本の先住民について、コロボックル説を唱えた。
つぼうち‐しょうよう【坪内逍遥】
[1859〜1935]評論家・小説家・劇作家。美濃の生まれ。本名、雄蔵。別号、春廼舎朧(はるのやおぼろ)など。文学論「小説神髄」、小説「当世書生気質(とうせいしょせいかたぎ)」を発表、写実主義を...
つぼた‐じょうじ【坪田譲治】
[1890〜1982]小説家・児童文学者。岡山の生まれ。「赤い鳥」などを通して日本の新しい創作童話の世界を開拓した。作「お化けの世界」「風の中の子供」「子供の四季」など。
つむら‐きくこ【津村記久子】
[1978〜 ]小説家。大阪の生まれ。会社勤務のかたわら執筆活動を続け、「ポトスライムの舟」で芥川賞受賞。他に「君は永遠にそいつらより若い」「ミュージック・ブレス・ユー!!」など。
つむら‐せつこ【津村節子】
[1928〜 ]小説家。福井の生まれ。本姓、吉村。旧姓、北原。吉村昭の妻。「玩具」で芥川賞受賞。自伝的小説、歴史小説、エッセーなど幅広く活躍。「智恵子飛ぶ」で芸術選奨受賞。他に「さい果て」「海鳴...
つもと‐よう【津本陽】
[1929〜2018]小説家。和歌山の生まれ。本名、寅吉(とらよし)。犯罪小説、企業小説など幅広いジャンルを手がける。剣豪小説ではブームの火付け役となった。歴史小説の幅を広げた人気作家として高い...
つる‐しげと【都留重人】
[1912〜2006]経済学者。東京の生まれ。米国ハーバード大学卒業後、同校の講師を務める。昭和17年(1942)帰国し、昭和22年(1947)第1回経済白書を執筆。その後は一橋大学学長など各大...
つるた‐ともや【鶴田知也】
[1902〜1988]小説家。福岡の生まれ。雑誌「文芸戦線」に参加し、プロレタリア文学初期に活躍。アイヌ独立戦争の英雄伝「コシャマイン記」で芥川賞受賞。他に「メシュラム記」「ハッタラはわが故郷」など。
つるみ‐かずこ【鶴見和子】
[1918〜2006]社会学者。東京の生まれ。昭和21年(1946)、弟の鶴見俊輔らと「思想の科学」を創刊。柳田国男・南方熊楠・折口信夫らの研究から、比較社会学理論を確立。地域の独自性に根ざした...
つるみ‐しゅんすけ【鶴見俊輔】
[1922〜2015]評論家・哲学者。東京の生まれ。米国ハーバード大学で学んだのち、昭和21年(1946)、都留重人・丸山真男・姉の鶴見和子らと「思想の科学」を創刊。プラグマティズムや論理実証主...