まつだ‐みちお【松田道雄】
[1908〜1998]医師・評論家。茨城の生まれ。昭和22年(1947)京都に小児科を開設、昭和42年(1967)、診療をやめて執筆に専念。診療の経験を生かして執筆した「育児の百科」がベストセラ...
まつなが‐ケー‐さんぞう【松永K三蔵】
[1980〜 ]小説家。茨城の生まれ。令和3年(2021)「カメオ」が群像新人文学賞優秀作に選ばれ小説家デビュー。「バリ山行(さんこう)」で第171回芥川賞受賞。
まつなが‐やすざえもん【松永安左衛門】
[1875〜1971]実業家。長崎の生まれ。九州水力電気・東部電力を創業。第二次大戦後、電力事業の地域ブロック別民営化などに活躍し、「電力の鬼」と称された。茶人としても知られる。
まつね‐とうようじょう【松根東洋城】
[1878〜1964]俳人。東京の生まれ。本名、豊次郎。夏目漱石に師事し、「ホトトギス」に参加。のち俳誌「渋柿」を創刊・主宰し、人間修業としての俳句を主張した。著「俳諧道」「黛」など。
まつばやし‐けいげつ【松林桂月】
[1876〜1963]日本画家。山口の生まれ。本名、篤。日本南画院会長。野口幽谷に師事、南宗画の正系を継いで、その近代化に尽くした。代表作に「春宵花影」など。昭和33年(1958)文化勲章受章。
まつまえ‐しげよし【松前重義】
[1901〜1991]教育者・政治家。熊本の生まれ。逓信省で工学者として活躍。昭和18年(1943)航空科学専門学校(東海大学の前身)を創設。戦後は衆議院議員として科学技術政策などに取り組んだ。...
まつむら‐えいこ【松村栄子】
[1961〜 ]小説家。静岡の生まれ。本姓、朝比奈。出版社などの勤務を経て創作活動に入る。「至高聖所(アバトーン)」で芥川賞受賞。他に「僕はかぐや姫」「紫の砂漠」「詩人の夢」など。
まつむら‐けんぞう【松村謙三】
[1883〜1971]政治家。富山の生まれ。新聞記者を経て衆議院議員。第二次大戦後、農相として農地改革に着手した。日中国交正常化に尽力。
まつむら‐しょうねん【松村松年】
[1872〜1960]昆虫学者。兵庫の生まれ。和名の整理をするなど、日本の近代昆虫学の基礎を築いた。著「日本昆虫学」など。
まつむら‐じんぞう【松村任三】
[1856〜1928]植物学者。茨城の生まれ。東大教授。ドイツに留学して植物分類学を研究、日本の植物の分類に貢献。著「日本植物名彙」「帝国植物名鑑」など。