うりゅう‐たもつ【瓜生保】
[?〜1337]南北朝時代の武将。越前の人。初め新田義貞に従い、のち足利尊氏(あしかがたかうじ)方に味方し、弟たちが義貞の甥(おい)の脇屋義治(わきやよしはる)を奉じて挙兵するとこれに参加。金崎...
きのした‐ちょうしょうし【木下長嘯子】
[1569〜1649]江戸初期の歌人。豊臣秀吉の妻、北の政所(まんどころ)の甥(おい)。名は勝俊。小浜城主。関ヶ原の戦いのあと、京都東山に隠棲。細川幽斎に和歌を学び、近世和歌革新の先駆者となった...
しゃ‐あん【謝安】
[320〜385]中国、東晋の政治家。陽夏(河南省)の人。字(あざな)は安石。博識で行書をよくし、王羲之らと親交があった。前秦の苻堅(ふけん)が大軍を率いて侵攻したとき、弟の謝石や甥の謝玄ととも...
しゃ‐げん【謝玄】
[343〜388]中国、東晋の武将。謝安の甥。字(あざな)は幻度。謝安の推薦で建武将軍となり、383年の淝水(ひすい)の戦いで、謝安・謝石とともに前秦の苻堅(ふけん)の大軍を壊滅させた。
しゃ‐せき【謝石】
[327〜388]中国、東晋の武将。陽夏(河南省)の人。謝安の弟。字(あざな)は石奴。征討大都督として、383年の淝水(ひすい)の戦いで甥の謝玄とともに前秦の苻堅(ふけん)の大軍を壊滅させた。
シャルル‐ドルレアン【Charles d'Orléans】
[1394〜1465]フランスの詩人。シャルル6世の甥(おい)。百年戦争末期にイギリス軍の捕虜となり、25年間の幽閉生活を送った。詩集「牢獄の歌」など。
しゅぼだい【須菩提】
《(梵)Subhùtiの音写。善現・空生などと訳す》釈迦十大弟子の一人。給孤独(ぎっこどく)長者の甥(おい)といわれる。争うことがなかったところから無諍(むじょう)第一、空の理解の深かったことか...
たい‐とく【戴徳】
中国、前漢の学者。梁(りょう)(河南省)の人。字(あざな)は延君。甥(おい)の戴聖(たいせい)を小戴とよぶのに対し、大戴とよぶ。戴聖とともに「礼」を后蒼(こうそう)に学び、「大戴礼(だいたいれい...
ディドロ【Denis Diderot】
[1713〜1784]フランスの啓蒙思想家・作家。ダランベールとともに「百科全書」を編集・刊行。機械論的唯物論の立場に立ち、広い分野にわたって著作を行った。哲学的著作「自然解釈断想」、小説「ラモ...
モース【Marcel Mauss】
[1872〜1950]フランスの社会学者・民族学者。デュルケームの甥。フランス民族学の先駆者として活躍。ポトラッチやクラなどを分析した「贈与論」は、後の構造主義に大きな影響を与えた。