まえだ‐げんい【前田玄以】
[1539〜1602]安土桃山時代の武将。美濃の人。名は宗向。初め比叡山の僧。のち、織田信忠・信雄、次いで豊臣秀吉に仕え、丹波亀山5万石を封ぜられ、さらに五奉行の一人となった。
まえだ‐としいえ【前田利家】
[1538〜1599]安土桃山時代の武将。加賀藩主前田氏の祖。尾張の人。幼名、犬千代。織田信長に従い、各地で戦功をたてた。のち、豊臣秀吉に仕え、五大老の一人として、秀頼の後見を託された。
まえの‐りょうたく【前野良沢】
[1723〜1803]江戸中期の蘭学者・医者。名は達。豊前(ぶぜん)中津藩医。青木昆陽に師事してオランダ語を学ぶ。杉田玄白らとのオランダ語版「ターヘル‐アナトミア」(解体新書)の翻訳で指導的役割...
まえばら‐いっせい【前原一誠】
[1834〜1876]幕末・明治初期の尊王攘夷派志士・政治家。長州藩士。前名、佐世八十郎。吉田松陰の門人で倒幕運動に参加。明治維新後、参議などを歴任したが明治政府の方針に不満を持ち辞職、萩の乱を...
まき‐いずみ【真木和泉】
[1813〜1864]幕末の尊攘派志士。筑後の人。本名、保臣(やすおみ)。水戸藩の藩政改革、寺田屋事件、七卿落ちなどに参加。長州兵とともに上洛し、蛤御門(はまぐりごもん)の変に敗れて自刃した。
まきぐち‐つねさぶろう【牧口常三郎】
[1871〜1944]教育家・宗教家。新潟の生まれ。昭和3年(1928)日蓮正宗に入信し、昭和5年(1930)に弟子の戸田城聖と創価教育学会(のちの創価学会)を設立。昭和18年(1943)、治安...
まちだ‐こう【町田康】
[1962〜 ]小説家・詩人・ミュージシャン。大阪の生まれ。本名、康(やすし)。町田町蔵(まちぞう)の名でパンクバンドのボーカルとして活動。のち俳優・文筆など活躍の場を広げる。「きれぎれ」で芥川...
まちだ‐ちゅうじ【町田忠治】
[1863〜1946]政治家。秋田の生まれ。「朝野新聞」「郵便報知新聞」記者を経て東洋経済新報社を創立。のち、政界に入り、農相・商工相などを歴任。昭和20年(1945)日本進歩党を結成、総裁とな...
まつい‐かんじ【松井簡治】
[1863〜1945]国語・国文学者。千葉の生まれ。本姓、宮内。東京文理大教授。上田万年と「大日本国語辞典」を編纂(へんさん)。
まつおか‐えいきゅう【松岡映丘】
[1881〜1938]日本画家。兵庫の生まれ。本名、輝夫。柳田国男の弟。新興大和絵運動を展開し、大和絵の復興・刷新に努めた。