つが‐ていしょう【都賀庭鐘】
[1718ころ〜1794ころ]江戸中期の読本(よみほん)作者・儒医。大坂の人。上田秋成の師。号、近路行者(きんろぎょうじゃ)など。中国の白話小説を翻案して初期読本の先駆をなした。作「英草紙(はな...
つきやま‐どの【築山殿】
[1542〜1579]徳川家康の正室。今川氏の一族関口義広の娘。今川氏の人質であった家康に嫁して二子をもうけたが、のち、武田勝頼に内通したとして織田信長にとがめられ、家康の命により殺された。駿河御前。
なかむら‐がんじろう【中村鴈治郎】
歌舞伎俳優。屋号、成駒(なりこま)屋。 (初世)[1860〜1935]大阪の生まれ。3世中村翫雀(かんじゃく)の子。京阪の代表的名優で、上方の和事(わごと)・実事(じつごと)をよくした。
(...
ながた‐とくほん【永田徳本】
[1513?〜1630?]戦国時代から江戸初期の医者。三河の人といわれる。号、知足斎。各地を流浪したが、比較的長く甲斐の武田信虎に仕えた。著「医之弁」など。長田徳本。
ふくだ‐つねあり【福田恆存】
[1912〜1994]評論家・劇作家・演出家。東京の生まれ。恆存は「こうそん」とも。芸術院会員。保守派の論客として平和論・憲法問題・国語問題などに評論活動を展開。演劇人としては現代演劇協会を創立...
ふくなが‐たけひこ【福永武彦】
[1918〜1979]小説家。福岡の生まれ。加田伶太郎の筆名で推理小説も執筆。小説「風土」「海市」「死の島」など。
ふじえだ‐しずお【藤枝静男】
[1907〜1993]小説家。静岡の生まれ。本名、勝見次郎。戦後、眼科医のかたわら文筆生活に入る。志賀直哉に傾倒。現実と幻想を織り交ぜた私小説を書く。「空気頭」で芸術選奨。他に「欣求浄土(ごんぐ...
ふじた‐でんざぶろう【藤田伝三郎】
[1841〜1912]実業家。山口の生まれ。明治維新後、陸軍用達業者となり、西南戦争で巨利を得て藤田組を創設。鉱業を主に多数の事業を行った。
ふじた‐まこと【藤田まこと】
[1933〜2010]俳優。東京の生まれ。本名、原田真(まこと)。歌手や司会を経て、コメディアンとしてテレビ界入り。主演した時代劇「てなもんや三度笠」が高視聴率を上げ、人気を集めた。その後も「必...
ほうじょう‐よしとき【北条義時】
[1163〜1224]鎌倉幕府第2代執権。在職1205〜1224。時政の次男。通称、江馬小四郎。父時政の失脚後、執権となり、和田義盛を滅ぼして侍所別当を兼ねた。姉政子と協力して承久の乱を鎮圧し、...