あおうどう‐でんぜん【亜欧堂田善】
[1748〜1822]江戸後期の洋風画家。岩代(いわしろ)の人。本名、永田善吉。画僧月僊(げっせん)・谷文晁(たにぶんちょう)に師事、松平定信の御用絵師となる。江戸で洋風画法や銅版画を学び、江戸...
あなやま‐ばいせつ【穴山梅雪】
[1541〜1582]戦国時代の武将。甲斐武田氏の一族。名は信君。駿河江尻城主。武田氏滅亡の際、徳川家康に内通し、織田信長に降伏。上洛のおり本能寺の変にあい、帰国の途次に一揆勢に殺された。
いい‐なおすけ【井伊直弼】
[1815〜1860]江戸末期の大老。近江国彦根藩主。掃部頭(かもんのかみ)。勅許を得ずに日米修好通商条約に調印。反対勢力を弾圧して「安政の大獄」を起こし、水戸・薩摩の浪士らに江戸城桜田門外で殺...
おがわ‐さとし【小川哲】
[1986〜 ]小説家。千葉の生まれ。平成27年(2015)「ユートロニカのこちら側」でハヤカワSFコンテストの大賞を受賞して小説家デビュー。「ゲームの王国」で日本SF大賞と山本周五郎賞を受賞。...
かいせん‐じょうき【快川紹喜】
[?〜1582]戦国時代の臨済宗の僧。美濃の人。俗姓、土岐氏。武田信玄に招かれ、甲斐(かい)の恵林寺で禅風を伝えた。織田信長が武田勝頼を攻めたとき、「心頭を滅却すれば火もまた涼し」と唱え、諸僧と...
かなもり‐とくじろう【金森徳次郎】
[1886〜1959]憲法学者・政治家。愛知の生まれ。岡田内閣の法制局長官のとき、天皇機関説信奉者として攻撃を受け、辞任。第二次大戦後、吉田内閣の国務相として、日本国憲法の起草にあたる。国会図書...
さくげん‐しゅうりょう【策彦周良】
[1501〜1579]室町末期の臨済宗の僧。丹波の人。号、謙斎。明(みん)に2回渡り、日記「初渡集」「再渡集」がある。織田信長・武田信玄に信任され、甲斐恵林寺、京都天竜寺に住した。著「南游集」など。
つだ‐そうきゅう【津田宗及】
[?〜1591]安土桃山時代の豪商・茶人。堺の人。三十六人会合衆(えごうしゅう)の一人、天王寺屋津田宗達の子。号、幽更斎。茶を武野紹鴎(たけのじょうおう)に学び、千利休・今井宗久とともに三宗匠と...
のぐち‐ふじお【野口冨士男】
[1911〜1993]小説家。東京の生まれ。本姓、平井。昭和15年(1940)小説「風の系譜」を発表。その後、徳田秋声に傾倒し、評伝「徳田秋声伝」で毎日芸術賞受賞。他に小説「なぎの葉考」「かくて...
よしだ‐かねとも【吉田兼倶】
[1435〜1511]室町中期の神道家。本姓、卜部(うらべ)。京都吉田神社の神官。唯一神道(吉田神道)を創始。足利義政の知遇を受け、神祇伯(じんぎはく)白川家と対抗して神職界に勢力を伸ばし、全国...