たけのうち‐しきぶ【竹内式部】
[1712〜1768]江戸中期の神道家。越後の人。名は敬持。号、羞斎(しゅうさい)・周斎・正庵。式部は通称。垂加神道を学び、京都で公家に尊王論を説き、追放(宝暦事件)。のち、明和事件に連座し、八...
たての‐のぶゆき【立野信之】
[1903〜1971]小説家。千葉の生まれ。軍隊での生活を経てはじめプロレタリア作家として活躍するが、検挙された後は転向。現代史を題材とした作品を執筆した。「叛乱(はんらん)」で直木賞受賞。「友...
チンギス‐ハン【Chingis Khan】
[1162?〜1227]モンゴル帝国の創始者。在位1206〜1227。廟号(びょうごう)は太祖。幼名、テムジン(鉄木真)。1206年、全モンゴルの部族を統一してチンギス=ハンの称号を得た。西夏・...
つちもと‐のりあき【土本典昭】
[1928〜2008]映画監督。岐阜の生まれ。水俣病(みなまたびょう)を扱ったドキュメンタリー映画で知られる。長期取材により、病に冒された人々の生活に密着した作品で高く評価された。代表作「水俣—...
つなしま‐りょうせん【綱島梁川】
[1873〜1907]思想家・評論家。岡山の生まれ。本名、栄一郎。「早稲田文学」の編集に従事。胸を病んでから神秘的宗教観に基づく随想を発表、当時の青年層に影響を与えた。著「病間録」「回光録」など。
とくがわ‐いえさだ【徳川家定】
[1824〜1858]江戸幕府第13代将軍。在職1853〜1858。家慶の四男。生来病弱のため、政治は老中に一任。後嗣がなく、将軍継嗣問題が起きた。
とくがわ‐いえつな【徳川家綱】
[1641〜1680]江戸幕府第4代将軍。在職1651〜1680。家光の長男。生来病弱のため、治政初期は保科正之・松平信綱らの老中が補佐し、後半は大老酒井忠清が実権を握った。
とくがわ‐いえもち【徳川家茂】
[1846〜1866]江戸幕府第14代将軍。在職1859〜1866。紀州藩主徳川斉順の長男。幼名、慶福(よしとみ)。将軍継嗣問題で井伊直弼(いいなおすけ)に推されて将軍となり、井伊の死後、皇女和...
トルストイ
《Lev Nikolaevich Tolstoy》[1828〜1910]ロシアの小説家・思想家。人間の良心とキリスト教的愛を背景に、人道主義的文学を樹立。晩年、放浪の旅に出て、病死。小説「戦争...
どひ‐けいぞう【土肥慶蔵】
[1866〜1931]医学者。福井の生まれ。東大教授。皮膚病の発見および治療法、梅毒の伝播経路の研究で貢献。著「皮膚科学」「世界黴毒(ばいどく)史」など。