くつき‐まさつな【朽木昌綱】
[1750〜1802]江戸中期の大名。丹波福知山藩主。蘭学・茶道を学び、古銭研究家として知られる。著「新撰銭譜」「西洋銭譜」など。
くわばら‐たけお【桑原武夫】
[1904〜1988]仏文学者・評論家。福井の生まれ。隲蔵(じつぞう)の子。西欧的知性や近代的精神に基づいた評論が多く、京都大学人文科学研究所の学際的な共同研究を推進した。文化勲章受章。著「第二...
ケネディ【John Fitzgerald Kennedy】
[1917〜1963]米国の政治家。第35代大統領。在任1961〜1963。民主党。内政面ではニューフロンティア政策を推進して社会福祉の充実、人種差別の廃止などを目指した。対外的には、キューバ...
げん‐う【厳羽】
中国、南宋の文人。邵武(しょうぶ)(福建省)の人。字(あざな)は儀卿(ぎけい)、号は滄浪(そうろう)。その著「滄浪詩話」は宋の詩話のうち唯一の体系的詩論書で、禅によって詩を論じ、特に盛唐詩を尊ん...
げん‐ふく【厳復】
[1853〜1921]中国、清末の啓蒙思想家。侯官(福建省)の人。字(あざな)は又陵(ゆうりょう)、のち幾道(きどう)。英国に留学後、西洋思想を翻訳・紹介し、清末の知識人に大きな影響を与えたが、...
げんゆう‐そうきゅう【玄侑宗久】
[1956〜 ]小説家・僧侶。福島の生まれ。本名、橋本宗久。コピーライターなどさまざまな職業を経て27歳で出家。かたわら小説を執筆。修行ののち故郷の臨済宗妙心寺派福聚寺(ふくじゅうじ)の副住職と...
こ‐あんこく【胡安国】
[1074〜1138]中国、宋代の学者。崇安(すうあん)(福建省)の人。字(あざな)は康侯。「春秋」を二十余年研究、高宗の命により「春秋胡氏伝」30巻を編纂。
こうけい【康慶】
平安末期・鎌倉初期の仏師。運慶の父。快慶の師。慶派発展の基礎を築いた。作品に興福寺南円堂の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)・四天王・法相六祖像、東大寺の伎楽面など。生没年未詳。
こうしょう【康尚】
平安中期の仏師。定朝(じょうちょう)の父。子の定朝をはじめとする多くの弟子を抱えて仏所を形成、摂関家の造寺発願に際して造仏に従事し、仏師職の祖といわれる。今日、確証ある遺作は伝存しないが、東福寺...
こうの‐ひろなか【河野広中】
[1849〜1923]政治家。三春(みはる)藩出身。自由民権運動を指導、福島事件で投獄された。のち衆議院議長・農商務相を歴任。