シュトラウス【David Friedrich Strauss】
[1808〜1874]ドイツの哲学者・神学者。ヘーゲル哲学の影響を強く受け、神秘的、超自然的なものを排斥する立場から聖書批判を行い、福音書の内容を神話とする「イエスの生涯」を書いた。
そくひ‐にょいち【即非如一】
[1616〜1671]江戸前期の黄檗(おうばく)宗の僧。明の福清県(福建省)の人。師の隠元に続いて来日し、長崎崇福寺・宇治黄檗山に住した。小倉の福聚寺の開山。黄檗三筆の一人。
たいら‐の‐しげひら【平重衡】
[1157〜1185]平安末期の武将。清盛の子。源頼政を宇治川で破り、東大寺・興福寺を焼いた。のち、一ノ谷の戦いで敗れ、捕らえられて鎌倉へ送られたが、南都僧徒の要求により木津川で斬られた。
だいどう‐たまき【大道珠貴】
[1966〜 ]小説家。福岡の生まれ。アルバイト生活を経て、ラジオドラマの脚本を執筆するかたわら小説を書き始める。「しょっぱいドライブ」で芥川賞受賞。他に「裸」「背く子」など。
つるた‐ともや【鶴田知也】
[1902〜1988]小説家。福岡の生まれ。雑誌「文芸戦線」に参加し、プロレタリア文学初期に活躍。アイヌ独立戦争の英雄伝「コシャマイン記」で芥川賞受賞。他に「メシュラム記」「ハッタラはわが故郷」など。
てい‐こうしょ【鄭孝胥】
[1860〜1938]中国、清末・満州国の政治家。福建省閩侯(びんこう)県の人。字(あざな)は蘇戡(そかん)。清末の立憲運動、鉄道国有化政策に参画。1924年以後、宣統帝の教育に当たり、32年、...
てい‐しょう【鄭樵】
[1103〜1162]中国、南宋の学者。興化莆田(ほでん)(福建省)の人。字(あざな)は漁仲。天文地理から草木虫魚に至るまで博覧を極め、「通志」200巻を著した。
てい‐しりゅう【鄭芝竜】
[1604〜1661]中国、明末の貿易商。南安県(福建省)の人。鄭成功の父。通称、老一官。字(あざな)は飛黄。日本に渡って平戸に住み、日本女性と結婚。1628年、明に招かれて日本との貿易に活躍し...
てい‐せいこう【鄭成功】
[1624〜1662]中国、明末・清初の武将。鄭芝竜(しりゅう)の長男で、母は日本人。長崎の生まれ。本名、森(しん)。字(あざな)は大木。日本名、田川福松。南明の隆武帝(唐王)より朱姓を賜り、「...
てつぎゅう‐どうき【鉄牛道機】
[1628〜1700]江戸前期の黄檗(おうばく)宗の僧。石見(いわみ)の人。別号、自牧子。隠元に師事。宇治の万福寺の創建や下総(しもうさ)の椿沼開墾に尽力。著「自牧摘稿」など。