かわだ‐こいちろう【川田小一郎】
[1836〜1896]実業家。土佐の人。岩崎弥太郎が創立した九十九(つくも)商会(後の三菱商会)に幹部として参加、鉱山事業を統括し、三菱財閥創業期の功労者として活躍した。後に日本銀行総裁に就任し...
かんぜ‐のぶみつ【観世信光】
[1435〜1516]室町中期の能役者・能作者。通称、小次郎。音阿弥の子。幼い大夫の後見役として若手を育成、自らワキ役となり、ワキ師の祖といわれる。また、大鼓(おおつづみ)の名手。作「安宅(あた...
このえ‐ひでまろ【近衛秀麿】
[1898〜1973]指揮者・作曲家。東京の生まれ。篤麿の子、文麿の弟。芸術院会員。山田耕筰とともに日本交響楽協会を創立、のち新交響楽団(現NHK交響楽団)を結成。日本の交響楽団の育成に努める。...
コルベール【Jean-Baptiste Colbert】
[1619〜1683]フランスの政治家・財政家。ルイ14世に仕え、財政改革を行い、国内商工業の育成、植民地獲得、海軍増強などの重商主義政策を推進。この政策によりフランスは、イギリス・オランダと対...
さいとう‐ひでお【斎藤秀雄】
[1902〜1974]音楽教育家・チェロ奏者・指揮者。東京の生まれ。ドイツに二度留学。第二次大戦後は後進の指導に尽力、すぐれた門下生を多数育成した。
ささき‐のぶつな【佐佐木信綱】
[1872〜1963]歌人・国文学者。三重の生まれ。弘綱の長男。「竹柏会」を主宰、歌誌「心の花」を刊行して多くの歌人を育成。また、万葉集の研究や和歌の史的研究などに業績を残した。文化勲章受章。歌...
しんかわ‐かずえ【新川和江】
[1929〜2024]詩人。茨城の生まれ。西条八十に師事。詩集「睡(ねむ)り椅子」でデビューし、「ローマの秋・その他」で室生犀星賞を受賞。詩集「比喩でなく」に収められた作品「わたしを束ねないで」...
たき‐せいいち【滝精一】
[1873〜1945]美術史家。東京の生まれ。号、拙庵。和亭の子。日本美術史学の育成に尽力。また、美術雑誌「国華」の主幹を務めた。
たきた‐ちょいん【滝田樗陰】
[1882〜1925]編集者。秋田の生まれ。本名、哲太郎。「中央公論」主幹。同誌を総合雑誌に発展させ、多くの作家を育成した。
なかむら‐ひろこ【中村紘子】
[1944〜2016]ピアニスト・随筆家。山梨の生まれ。本姓、福田。夫は小説家の庄司薫。米国留学を経て、昭和40年(1965)ショパン国際ピアノコンクールで4位入賞。以後はピアニストとして国際的...