おおしま‐ますみ【大島真寿美】
[1962〜 ]小説家。愛知の生まれ。劇団を主宰の後、小説家に転身。平成4年(1992)「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。近松半二の生涯を描いた小説「渦 妹背山婦女庭訓(いもせや...
キャザー【Willa Sibert Cather】
[1873〜1947]米国の女流小説家。地方の自然を背景に開拓者の生活を描いた。代表作「おお、開拓者よ!」「私のアントニーア」など。
くろいわ‐じゅうご【黒岩重吾】
[1924〜2003]小説家。大阪の生まれ。社会派の推理小説の第一人者として活躍し、後年は日本古代史を題材とした歴史小説の新分野を切り開いた。「背徳のメス」で直木賞受賞。他に「休日の断崖」「天の...
ご‐さんけい【呉三桂】
[1612〜1678]中国、明末・清初の武将。遼東(りょうとう)(遼寧省)の人。字(あざな)は長白。明末に遼東総兵として山海関を守ったが、李自成(りじせい)が北京を陥れると清に降り、清の中国統一...
ごみ‐やすすけ【五味康祐】
[1921〜1980]小説家。大阪の生まれ。「喪神(そうしん)」で芥川賞受賞。「柳生武芸帳」などで剣豪小説ブームを起こした。他に「二人の武蔵」「一刀斎は背番号6」など。
さんとう‐きょうざん【山東京山】
[1769〜1858]江戸後期の戯作者。江戸の人。本名、岩瀬百樹(いわせももき)。京伝の弟。篆刻(てんこく)を本業としながら、合巻「復讐妹背山(かたきうちいもせやま)物語」「教草女房形気」、風俗...
たんご‐の‐つぼね【丹後局】
[?〜1216]鎌倉初期、後白河法皇の寵姫(ちょうき)。本名、高階栄子(たかしなえいし)。法皇の没後、その娘宣陽門院に譲られた所領(長講堂領)を背景に院政の陰の実力者として力をふるった。
つじ‐くにお【辻邦生】
[1925〜1999]小説家・仏文学者。東京の生まれ。最初の長編「廻廊にて」で近代文学賞を受賞し作家生活に入る。他に「安土往還記」「背教者ユリアヌス」「西行花伝」など。芸術院会員。
わきや‐よしすけ【脇屋義助】
[1306〜1342]南北朝時代の武将。上野(こうずけ)の人。新田義貞の弟。義貞の鎌倉攻めに参加。建武政権に背いた足利尊氏(あしかがたかうじ)の軍と各地で戦ったが、敗れて伊予に逃れた。
わたや‐りさ【綿矢りさ】
[1984〜 ]小説家。京都の生まれ。本名、山田梨沙。高校時代に書いた「インストール」で注目を集める。新世代の感覚で描いた青春ストーリー「蹴りたい背中」で芥川賞受賞。19歳での受賞は当時の史上最年少。