うつのみや‐とんあん【宇都宮遯庵】
[1633〜1707]江戸前期の儒学者。周防(すおう)の人。名は由的。松永尺五(まつながせきご)に師事、経書の標注書を多く著し、儒学振興に寄与。著書「日本古今人物史」で幕府のとがめを受けた。
うてい‐えんば【烏亭焉馬】
[1743〜1822]江戸後期の戯作者。江戸の人。本名、中村利貞。字(あざな)は英祝。通称、和泉屋和助。別号、立川焉馬・談洲楼など。歌舞伎通であり、また落語を自作自演し、落語中興の祖とよばれる。...
うめわか‐みのる【梅若実】
能楽師。シテ方観世流。 (初世)[1828〜1909]江戸の人。明治維新で衰えた能を再興した。明治三名人の一人。
(2世)[1878〜1959]初世の二男。東京の生まれ。梅若流樹立の中心人物...
うんけい【運慶】
[?〜1223]平安末期から鎌倉初期にかけての仏師。康慶の子。慶派の中心的仏師として活躍。豪放な力強さと写実に特色があり、鎌倉新様式を築いた。作品に東大寺南大門の金剛力士像、興福寺北円堂の無著像...
うんこく‐とうがん【雲谷等顔】
[1547〜1618]桃山時代の画家。肥前の人。雲谷派の始祖。初め絵師として毛利氏に仕え、のち雪舟ゆかりの雲谷庵を継ぎ、雪舟の画風復興のために活躍。山水・人物を得意とした。作品では、京都大徳寺黄...
うんご【雲居】
[?〜1659]江戸前期の臨済宗の僧。土佐の人。本姓、小浜氏。諱(いみな)は希膺(きよう)。松島の瑞巌寺を中興した。
うんしょう【雲照】
[1827〜1909]真言宗の僧。出雲(いずも)の人。姓は渡辺。明治初期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)に反対して仏教の復興に努め、真言宗の統一を図った。十善会・目白僧園などの創立者。著「大日本国...
エアハルト【Ludwig Erhard】
[1897〜1977]ドイツの政治家。キリスト教民主同盟の党員。のち、党首。1949年、経済相となり、西ドイツ経済の奇跡的復興に成功。63年から66年まで首相。→キージンガー
えいさい【栄西】
[1141〜1215]平安末・鎌倉初期の僧。備中(びっちゅう)の人。字(あざな)は明庵。日本臨済宗の祖。はじめ比叡山で天台密教を学んだ。二度宋(そう)に渡って禅を学び、帰国後、博多に聖福寺、京都...
えんにん【円仁】
[794〜864]平安初期の天台宗の僧。下野(しもつけ)の人。最澄(さいちょう)に師事。入唐し、多くの経書を請来(しょうらい)した。比叡山に総持院・常行三昧堂(じょうぎょうさんまいどう)を建立、...