アヌイ【Jean Anouilh】
[1910〜1987]フランスの劇作家。純粋さと世俗的なものとの対立というテーマを新鮮な手法で描く。作「泥棒たちの舞踏会」「アンチゴーヌ」「ひばり」など。
おおの‐かずお【大野一雄】
[1906〜2010]舞踏家。北海道の生まれ。石井漠(ばく)、江口隆哉(たかや)に師事。土方巽(ひじかたたつみ)との共演などで舞踏界に大きな影響を与えた。海外公演も多く、特にヨーロッパで高い評価...
カニングハム【Merce Cunningham】
[1919〜2009]米国の舞踊家・振付師。クラシックバレエなどを学んだのち、1953年に自らの舞踏団を設立。モダンダンスの第一人者として活躍した。作曲家ジョン=ケージや彫刻家イサム=ノグチらと...
ストリンドベリ【Johan August Strindberg】
[1849〜1912]スウェーデンの劇作家・小説家。赤裸々な人間像を描く自然主義的な作品を書いた。イプセンとともに近代演劇の先駆者。小説「赤い部屋」「痴人の告白」、戯曲「父」「令嬢ジュリー」「ダ...
ダルクローズ【Émile Jaques-Dalcroze】
[1865〜1950]スイスの音楽教育家。ウィーン生まれ。リズムと身体運動を結びつけた教育方法リトミックを創始し、世界各国の音楽教育・舞踏教育に大きな影響を与えた。ジャック=ダルクローズ。
ディアギレフ【Sergey Pavlovich Dyagilev】
[1872〜1929]ロシアバレエ団(バレエリュス)の主宰者。1909年に、パリで同バレエ団を結成。作曲家・振付師・舞踏家・美術家と提携して革新的な近代バレエの道を切り開いた。
デュビビエ【Julien Duvivier】
[1896〜1967]フランスの映画監督。トーキー初期の文芸映画を開拓し、ペシミズムを作風とする名作を数多く発表した。代表作「望郷」「舞踏会の手帖」「旅路の果て」など。
ひじかた‐たつみ【土方巽】
[1928〜1986]舞踏家。秋田の生まれ。本名、元藤九日生(もとふじくにお)。自らの舞踏を暗黒舞踏と称し、現代舞踏の新しい分野を切り開いた。作「禁色」「バラ色ダンス」など。
もり‐まさゆき【森雅之】
[1911〜1973]俳優。北海道の生まれ。本名、有島行光(ゆきみつ)。有島武郎の長男。築地小劇場・文学座などに参加し、舞台俳優として活躍。映画界に進出し「安城家の舞踏会」で注目されると、その後...
よしむら‐こうざぶろう【吉村公三郎】
[1911〜2000]映画監督。滋賀の生まれ。女性映画の巨匠と呼ばれ、主演女優の魅力を引き出す手腕が高く評価された。新藤兼人(かねと)らと「近代映画協会」を設立。代表作「暖流」「安城家の舞踏会」...