ふじわら‐の‐よしつね【藤原良経】
[1169〜1206]鎌倉初期の公卿・歌人・書家。九条兼実の子。摂政・従一位太政大臣となり、後京極殿と称される。歌を俊成に学び、定家の後援者でもあった。書では後京極流の祖。家集「秋篠月清(あきし...
ふじわら‐の‐よしもと【藤原良基】
⇒二条良基(にじょうよしもと)
ブライユ【Louis Braille】
[1809〜1852]フランスの点字開発者。幼時に事故と感染症により失明。盲学校で学び、後に同校の教師となる。12の点と線を使うソノグラフィーを改良し、2行3段の6点からなる点字を考案した。→点字
まつお‐ばしょう【松尾芭蕉】
[1644〜1694]江戸前期の俳人。伊賀の人。名は宗房。芭蕉は俳号。別号、桃青(とうせい)・風羅坊など。藤堂良忠(俳号、蝉吟(せんぎん))に仕えて俳諧を学び、京都で北村季吟に師事。のち、江戸に...
まつもと‐りょうじゅん【松本良順】
[1832〜1907]西洋医学者。江戸の人。字(あざな)は子良。号は蘭疇(らんちゅう)。佐藤泰然の次男。幕命により長崎でポンペに学び、江戸に戻ってから医学所頭取。のち明治新政府の初代陸軍軍医総監...
むらかみ‐よしてる【村上義光】
[?〜1333]鎌倉末期の武将。信濃の人。通称、彦四郎。元弘の変で護良(もりなが)親王の身代わりとなり、吉野で自刃。
もくじき‐おうご【木食応其/木喰応其】
[1536〜1608]安土桃山時代の真言宗の僧。近江(おうみ)の人。字(あざな)は順良。初め武士であったが、高野山で出家し、木の実を食して肉・野菜・米穀を常用しない木食戒を修行。豊臣秀吉の高野山...
もとき‐しょうざえもん【本木庄左衛門】
[1767〜1822]江戸後期のオランダ通詞。長崎の人。良永の長子。名は正栄。号は蘭汀。フランス語・英語も修得し、日本で最初の英和辞書「諳厄利亜(アンゲリア)語林大成」、最初のフランス語学書「払...
もぶ‐のりお【モブ・ノリオ】
[1970〜 ]小説家。奈良の生まれ。本名は非公開。さまざまな職業を転々とするなか、ロックバンドを結成、音楽活動を行う。祖母の介護体験をもとに描いた「介護入門」で作家デビュー、同作品で芥川賞受賞。
もりかわ‐とえん【森川杜園】
[1820〜1894]江戸末期・明治期の彫刻家。奈良の生まれ。奈良人形を作り、奈良一刀彫の祖ともされる。