はっとり‐しろう【服部四郎】
[1908〜1995]言語学者。三重の生まれ。東大教授。日本語・モンゴル語を中心としたアルタイ諸語を研究。著作に「音声学」「言語学の方法」など。昭和58年(1983)文化勲章受章。
はやかわ‐こうたろう【早川孝太郎】
[1889〜1956]民俗学者。愛知の生まれ。郷里奥三河の神楽「花祭」のほか、全国各地の山村の民俗調査を行った。著作に「花祭」など。
はやし‐つるいち【林鶴一】
[1873〜1935]数学者。徳島の生まれ。東北大教授。日本最初の数学専門誌「東北数学雑誌」を創刊し、和算の研究家としても活躍。教科書・啓蒙書の著作も多い。
はら‐かつろう【原勝郎】
[1871〜1924]歴史学者。岩手の生まれ。京大教授。日本中世史研究の開拓者で、鎌倉時代から戦国時代を中世として区分したことで知られる。西洋近現代史研究にも力を注いだ。著作に「日本中世史」「東...
はらだ‐けいきち【原田慶吉】
[1903〜1950]法学者。兵庫の生まれ。東大教授。ユスティニアヌス法典やハムラビ法典の研究で知られる。著作に「楔形(くさびがた)文字法の研究」「ローマ法」など。
はらだ‐まさずみ【原田正純】
[1934〜2012]医師。鹿児島の生まれ。水俣病研究の第一人者として診察・調査などに尽力。昭和39年(1964)には、母親の胎内で有機水銀に侵される胎児性水俣病の存在を明らかにした。カネミ油症...
ハントケ【Peter Handke】
[1942〜 ]オーストリアの劇作家・小説家。観客に罵声を浴びせる挑発的で反劇場的な戯曲「観客罵倒」で注目を集め、詩・戯曲・映画脚本など多方面の作品を発表した。のち小説に転じ、「ペナルティキック...
はんどう‐かずとし【半藤一利】
[1930〜2021]ノンフィクション作家。東京の生まれ。昭和史を扱った作品を中心に数多くの著作を残した。作「日本のいちばん長い日」「漱石先生ぞな、もし」「ノモンハンの夏」など。
バジョット【Walter Bagehot】
[1826〜1877]英国の経済学者・ジャーナリスト。雑誌「エコノミスト」の主筆として活躍。著作「ロンバード街」では、イングランド銀行の最後の貸し手としての役割を論じた。他の著作に、政治学の古典...
パラケルスス【Philippus Aureolus Paracelsus】
[1493〜1541]スイスの医学者・化学者。錬金術・医学を学び、欧州各国を遍歴。ラテン語に代えてドイツ語で講義するなど、古典医学を批判して追放された。また医薬に水銀などの金属化合物を用い、医化...