ちば‐かめお【千葉亀雄】
[1878〜1935]評論家。山形の生まれ。「国民新聞」「読売新聞」などの記者となり、大正期の文学運動を推進した。著「新感覚派の誕生」など。
ちば‐じへい【千葉治平】
[1921〜1991]小説家。秋田の生まれ。本姓、堀川。伊藤永之介に師事し、農村に題材をとった小説を執筆した。「虜愁記(りょしゅうき)」で直木賞受賞。他に「馬市果てて」「八郎潟」「アンデスの花」など。
つだ‐そうきゅう【津田宗及】
[?〜1591]安土桃山時代の豪商・茶人。堺の人。三十六人会合衆(えごうしゅう)の一人、天王寺屋津田宗達の子。号、幽更斎。茶を武野紹鴎(たけのじょうおう)に学び、千利休・今井宗久とともに三宗匠と...
ツルゲーネフ【Ivan Sergeevich Turgenev】
[1818〜1883]ロシアの小説家。人道主義に立って社会問題を取り上げる一方、叙情豊かにロシアの田園を描いた。二葉亭四迷の訳で早くから日本に紹介された。作「猟人日記」「ルージン」「父と子」など...
とう‐えんめい【陶淵明】
[365〜427]中国、六朝時代の東晋の詩人。江西の人。名は潜。淵明は字(あざな)。一説に名は淵明、字は元亮(げんりょう)。官職に就いたが、束縛を嫌い、彭沢(ほうたく)県の県令を最後に「帰去来辞...
とう‐けんそ【湯顕祖】
[1550〜1616]中国、明代の劇作家・文学者。臨川(江西省)の人。字(あざな)は義仍(ぎじょう)。号、若士・清遠道人。詩文では、古文辞派の主張に反対した。代表作は戯曲「還魂記」「南柯記(なん...
とう‐こ【董狐】
中国、春秋時代の晋の史官。霊公が趙穿(ちょうせん)に攻め殺された時、正卿である趙盾(ちょうとん)が穿を討たなかったことから、董狐は「盾、その君を弑(しい)す」と趙盾に罪があると記録した。後世、理...
とう‐しょうへい【鄧小平】
[1904〜1997]中国の政治家。四川省嘉定の人。フランス留学中に中国共産党に入党。帰国後、長征・抗日戦に参加。1956年以来、党総書記・政治局常務委員などを歴任。文化大革命と1976年の天安...
とうじん‐おきち【唐人お吉】
[1841〜1890]伊豆下田の船大工の娘。安政4年(1857)下田奉行所のはからいで、下田に滞在中のアメリカ総領事ハリスのもとに看護婦として送られたが、実際は妾であったという。のち自殺。
...
とくだ‐きゅういち【徳田球一】
[1894〜1953]政治家。沖縄の生まれ。大正11年(1922)日本共産党の創立に参加。三・一五事件で検挙され18年間獄中にあり、第二次大戦後出獄して日本共産党を再建し、書記長に就任。昭和21...