せん‐けんえき【銭謙益】
[1582〜1664]中国、明末清初の学者・詩人。常熟(江蘇省)の人。字(あざな)は受之(じゅし)。号は牧斎。明・清2朝に仕えたことで批判された。明代の古文辞派などを批判し、詩のもつ気高い趣を重...
そ‐まんじゅ【蘇曼殊】
[1884〜1918]中国、清末・民国初期の詩人・文学者。横浜に生まれ、母は日本人。名は玄瑛(げんえい)、字(あざな)は子穀。曼殊は僧号。革命運動に参加。辛亥(しんがい)革命後は幻想的作風を示し...
ソログープ【Fyodor Kuz'mich Sologub】
[1863〜1927]ロシアの小説家・詩人。前期象徴派の代表者。幻想的・耽美(たんび)的作品を残した。小説「小悪魔」、戯曲「死の勝利」、詩集「碧い空」など。
ソロモン【Solomon】
イスラエル王国第3代の王。在位、前961ころ〜前922ころ。ダビデ王の子。通商を振興して経済を発展させ、エルサレムに神殿や宮殿を建設、いわゆる「ソロモンの栄華」を現出したが、国民は重税に苦しみ、...
たかの‐らんてい【高野蘭亭】
[1704〜1757]江戸中期の漢詩人。江戸の人。名は惟馨。字(あざな)は子式。17歳で失明。荻生徂徠(おぎゅうそらい)の門人。著「蘭亭詩集」。
たかはし‐しんきち【高橋新吉】
[1901〜1987]詩人。愛媛の生まれ。「ダダイスト新吉の詩」によって、日本のダダイスムの創唱者となり、現代詩の先駆をなした。詩集「胴体」、小説「ダダ」など。
たかばたけ‐たつしろう【高畠達四郎】
[1895〜1976]洋画家。東京の生まれ。フランスに留学、帰国後、独立美術協会の創立に参加。詩的な風景画で知られた。
たかみ‐じゅん【高見順】
[1907〜1965]小説家。福井の生まれ。本名、高間芳雄。プロレタリア文学運動に参加、検挙されて転向。鋭敏な感覚で、弧立した知識人の姿を描き出す。晩年は日本近代文学館の開設に尽力。小説「故旧忘...
たかむら‐こうたろう【高村光太郎】
[1883〜1956]詩人・彫刻家。東京の生まれ。光雲の子。欧米に留学。ロダンに傾倒。帰国後、「パンの会」に加わり、「スバル」に詩を発表。近代美術の紹介に努めた。また、岸田劉生らとフュウザン会...
たきぐち‐しゅうぞう【滝口修造】
[1903〜1979]詩人・美術評論家。富山の生まれ。ダダイスム・シュールレアリスムの芸術論により作詩。現代芸術理論の紹介者・評論家として活躍。著「近代芸術」など。