たにかわ‐ことすが【谷川士清】
[1709〜1776]江戸中期の国学者・神道家。伊勢の人。名は昇。号、淡斎。日本書紀を重んじ、古典・古語の研究にすぐれた業績を残した。著「日本書紀通証」「和訓栞(わくんのしおり)」など。
たにかわ‐しゅんたろう【谷川俊太郎】
[1931〜 ]詩人。東京の生まれ。哲学者谷川徹三の子。昭和27年(1952)、初の詩集「二十億光年の孤独」で脚光を浴びる。以降、詩作のほか劇作、作詞、評論、海外児童文学の翻訳などで幅広く活躍。...
たにぐち‐せんきち【谷口千吉】
[1912〜2007]映画監督。東京の生まれ。妻は女優の八千草薫。黒沢明との共同脚本「銀嶺の果て」で監督デビュー。代表作は、漁場を舞台にした荒々しいタッチの「ジャコ万と鉄」、反戦映画として名高い...
たにぐち‐ぶそん【谷口蕪村】
⇒与謝蕪村(よさぶそん)
たにぐち‐まさはる【谷口雅春】
[1893〜1985]宗教家。「生長の家」の創始者。兵庫の生まれ。大正時代、大本教の機関誌の編集に携わったのち同教を去り、昭和4年(1929)神示を受けて、独自の教義を確立。修養誌「生長の家」を...
たにぐち‐よしお【谷口吉生】
[1937〜 ]建築家。東京の生まれ。吉郎の長男。丹下健三に師事。資生堂アートハウスで日本建築学会賞を受賞し、その後も土門拳記念館、葛西臨海水族園などを設計。平成13年(2001)には、MoMA...
たにぐち‐よしろう【谷口吉郎】
[1904〜1979]建築家。石川の生まれ。東工大教授。日本の伝統的な様式を継承した近代建築を多数設計。作品に東宮御所・東京国立近代美術館などがある。また明治村の設立に尽力し、初代館長となった。...
たに‐けい【谷啓】
[1932〜2010]俳優・ミュージシャン・コメディアン。東京の生まれ。本名、渡部泰雄。コミックバンド「ハナ肇(はじめ)とクレージーキャッツ」のメンバーとしてテレビ番組「シャボン玉ホリデー」など...
たにざき‐じゅんいちろう【谷崎潤一郎】
[1886〜1965]小説家。東京の生まれ。精二の兄。第二次「新思潮」同人。「刺青(しせい)」などで永井荷風に認められ、耽美的作風に新しい境地を開く。関西移住後は、古典的な日本美に傾倒し、独自の...
たにざき‐せいじ【谷崎精二】
[1890〜1971]小説家・英文学者。東京の生まれ。潤一郎の弟。はじめ文芸同人雑誌「奇蹟」に、のち「早稲田文学」に作品を発表する。小説に「離合」「地に頰つけて」など。また、ポーの翻訳なども手がけた。