はまだ‐くにまつ【浜田国松】
[1868〜1939]政治家。三重の生まれ。護憲運動に参加。のち、政友会に入党。昭和9年(1934)衆議院議長に就任。同12年、施政方針質問の際に軍部を批判、寺内寿一陸相と「腹切り問答」を行った。
はまだ‐しょうじ【浜田庄司】
[1894〜1978]陶芸家。神奈川の生まれ。本名、象二。バーナード=リーチに師事し、英国で研究。帰国後は益子(ましこ)焼の向上発展に尽力し、質朴で力強い作風を展開。また、柳宗悦(やなぎむねよし...
ビーコ【Giambattista Vico】
[1668〜1744]イタリアの哲学者。デカルトの合理主義を批判し、歴史こそ人間精神を反映する鏡であるとし、歴史主義への道を開いた。著「諸民族の共通性質についての新科学原理」など。ビコ。
ファン‐デル‐ワールス【Johannes Diderik van der Waals】
[1837〜1923]オランダの物理学者。物質の状態変化などを研究し、気体および液体についての状態方程式を発表、気体分子間に引力が働くことを解明した。1910年ノーベル物理学賞受賞。
フィッシャー【Emil Fischer】
[1852〜1919]ドイツの化学者。生体を構成する物質について研究し、尿酸などのプリン体、糖類の合成やたんぱく質からのアミノ酸の分離など、広い分野にわたる業績がある。1902年ノーベル化学賞受賞。
フェルメール【Jan Vermeer van Delft】
[1632〜1675]オランダの画家。精妙な光と材質感の表現にすぐれ、静謐(せいひつ)な室内画を残した。代表作「画家のアトリエ」「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」など。
フォイエルバッハ【Ludwig Andreas Feuerbach】
[1804〜1872]ドイツの哲学者。ヘーゲル学派の左派の一人。ヘーゲル批判から唯物論の立場に立ち、自らの哲学を「人間学」と呼んだ。宗教批判の書「キリスト教の本質」は、青年期のマルクス・エンゲル...
プルースト【Marcel Proust】
[1871〜1922]フランスの小説家。独自の手法で、人間存在と外界との相関、意識や記憶の本質を追求した長編小説「失われた時を求めて」は、20世紀文学に大きな影響を与えた。
ベルヌーイ【Bernoulli】
(Jakob 〜)[1654〜1705]スイスの数学者。弟ヨハンとともに微積分学の成立に貢献、微分方程式の求積法などを発展させた。死後出版された「推論術」には大数の法則やベルヌーイ数が含まれ、...
ポーリング【Linus Carl Pauling】
[1901〜1994]米国の物理化学者。量子力学を化学に応用し、化学結合について量子力学的共鳴の概念による説明に成功。たんぱく質の螺旋(らせん)構造、抗原抗体反応、ビタミンCの効用なども研究。第...