はせくら‐つねなが【支倉常長】
[1571〜1622]江戸初期の仙台藩士。幼名、与市。通称、六右衛門。伊達政宗の命を受け、慶長18年(1613)日本を出発して渡欧、ローマで教皇パウロ5世に謁見して通商交渉に当たったが、成功せず...
はちまん‐たろう【八幡太郎】
源義家の通称。石清水(いわしみず)八幡宮で元服したことによる。
はちもんじや‐じしょう【八文字屋自笑】
[?〜1745]江戸中期の浮世草子作者・書肆(しょし)・版元。京都の人。本姓、安藤。通称、八左衛門。作者江島其磧(えじまきせき)、絵師西川祐信と結んで八文字屋本を創始。
はった‐とものり【八田知紀】
[1799〜1873]幕末・明治の歌人。薩摩(さつま)藩士。通称、喜左衛門。号、桃岡。香川景樹の門人。維新後、宮内省歌道御用掛となり、門下に高崎正風らが出た。家集「しのぶ草」など。
はっとり‐とほう【服部土芳】
[1657〜1730]江戸前・中期の俳人。伊賀上野の人。名は保英。通称、半左衛門。別号、蓑虫庵(みのむしあん)など。もと藤堂藩士。松尾芭蕉の弟子で、伊賀蕉門の中心人物。俳論書「三冊子(さんぞうし...
はっとり‐はんぞう【服部半蔵】
[1542〜1596]安土桃山時代の武将。三河の人。名は正成(まさなり)。半蔵は通称。徳川家康に仕え、姉川の戦いや三方ヶ原の戦いなどで活躍。本能寺の変に際しては、堺に滞在していた家康を護衛し、無...
はっとり‐らんせつ【服部嵐雪】
[1654〜1707]江戸前・中期の俳人。蕉門十哲の一人。江戸の人。名は治助(はるすけ)。通称、彦兵衛。別号、雪中庵など。武士から俳諧の宗匠となり、穏健な俳風で、江戸俳壇を其角(きかく)と二分し...
はまべ‐の‐くろひと【浜辺黒人】
[1717〜1790]江戸中期の狂歌師。江戸の人。本名、斯波孟雅(しばたけまさ)。通称、三河屋半兵衛。書籍商で、狂歌集「初笑不琢玉(はつわらいみがかぬたま)」を発刊。入れ花の制度を創始したといわれる。
はやの‐はじん【早野巴人】
[1676〜1742]江戸中期の俳人。下野(しもつけ)の人。通称、甚助。別号、夜半亭など。江戸へ出て宝井其角・服部嵐雪に師事。門下に与謝蕪村がいる。
ばば‐きんらち【馬場金埒】
[1751〜1808]江戸後期の狂歌師。銭屋(ぜにや)金埒とも。通称、大坂屋甚兵衛。江戸数寄屋橋の両替屋。天明狂歌四天王の一人。著「金埒狂歌集」「仙台百首」など。