いけだ‐きくなえ【池田菊苗】
[1864〜1936]化学者。京都の生まれ。東大教授。理化学研究所の創立に参画。昆布からうまみ成分のグルタミン酸ナトリウムを抽出し、「味の素」の名で商品化。
カルビン【Melvin Calvin】
[1911〜1997]米国の化学者。光合成を研究、放射性の二酸化炭素を用いてカルビン回路を発見。1961年、ノーベル化学賞受賞。
クリック【Francis Harry Compton Crick】
[1916〜2004]英国の分子生物学者。デオキシリボ核酸(DNA)の二重螺旋(らせん)構造モデルをJ=D=ワトソンと共同で提出。1962年、ワトソン、ウィルキンズとともにノーベル生理学医学賞受賞。
クレブス【Hans Adolf Krebs】
[1900〜1981]英国の生化学者。ドイツの生まれ。ナチスの迫害で英国に移住。生体内で尿素が形成されるオルニチン回路を発見。さらに、糖が分解してエネルギーを発生させるクレブス回路(トリカルボン...
グッドイナフ【John Goodenough】
[1922〜2023]米国の物理学者。ドイツの生まれ。リチウムイオン電池の正極材料にコバルト酸リチウムが適していることを発見。2019年、吉野彰らとともにノーベル化学賞を受賞した。
ゲイ‐リュサック【Joseph Louis Gay-Lussac】
[1778〜1850]フランスの物理学者・化学者。「気体熱膨張に関する法則」「気体容積に関する法則」を確立。硫酸製法の改良でゲイ=リュサックの塔とよばれる装置を考案。また沃素(ようそ)・シアンの...
こたけ‐やしろう【古武弥四郎】
[1879〜1968]医学者。岡山の生まれ。ドイツに留学。大阪大教授。必須アミノ酸のトリプトファンの中間代謝を研究。日本の生化学の基礎を築いた。
コッセル【Albrecht Kossel】
[1853〜1927]ドイツの生物学者。初め医学を学び、のちに細胞核の生化学的研究の先駆者となった。核酸の化学的組成、たんぱく質の構成などの研究で有名。1910年、ノーベル生理学医学賞受賞。
コーンバーグ【Arthur Kornberg】
[1918〜2007]米国の生化学者。DNA(デオキシリボ核酸)の人工的合成に成功、1959年、オチョアとともにノーベル生理学医学賞受賞。2006年、息子のロジャー=コーンバーグも真核生物におけ...
シェーレ【Karl Wilhelm Scheele】
[1742〜1786]スウェーデンの化学者。酸素・塩素・バリタ・弗化(ふっか)水素・シアン化水素などの発見、酒石酸・安息香酸などの単離、骨灰からの燐(りん)の製造など多くの業績がある。