むらかみ‐げんぞう【村上元三】
[1910〜2006]小説家・劇作家。朝鮮の生まれ。戦後まもなく、佐々木小次郎をテーマにした小説を新聞に連載し、異色の時代小説作家として注目を集めた。「上総風土記(かずさふどき)」で直木賞受賞。...
もうり‐たかちか【毛利敬親】
[1819〜1871]江戸末期の長州藩主。村田清風を登用して藩政を改革。尊王攘夷を主張し、蛤御門(はまぐりごもん)の変では敗れて官位を剝奪されたが、のち薩摩と結び、倒幕を実現。
もうり‐てるもと【毛利輝元】
[1553〜1625]安土桃山時代の武将。元就(もとなり)の孫。織田信長に反抗し、豊臣秀吉の攻撃を受けたが、本能寺の変によって和睦。のち、秀吉に仕えて五大老の一人となったが、関ヶ原の戦いで西軍に...
もちづき‐さんえい【望月三英】
[1697〜1769]江戸中期の漢方医。讃岐(さぬき)の人。名は乗。号、鹿門。幕府の奥医師となり、諸医書の説を研究して折衷説を唱えた。著「医官玄稿」「明医小史」など。
もとおり‐おおひら【本居大平】
[1756〜1833]江戸後期の国学者。伊勢の人。号、藤垣内(ふじのかきつ)。宣長に入門し、のち、その養子となる。紀州侯に仕え、宣長の学問を継承し、普及に努めた。著「古学要」「神楽歌新釈」「玉鉾...
もとおり‐のりなが【本居宣長】
[1730〜1801]江戸中期の国学者。国学の四大人の一人。伊勢の人。号、舜庵(春庵)・鈴屋(すずのや)。京都に出て医学を修める一方、源氏物語などを研究。のち賀茂真淵に入門、古道研究を志し、「...
やそむら‐ろつう【八十村路通】
[1649〜1738]江戸前期・中期の俳人。姓は斎部(いんべ)ともいう。漂泊ののち芭蕉門下に入る。奇行が多く、同門の反感を買った。編著「俳諧勧進牒」「芭蕉翁行状記」など。
やながわ‐しゅんよう【柳川春葉】
[1877〜1918]小説家。東京の生まれ。本名、専之(つらゆき)。尾崎紅葉門下の四天王の一人。作「錦木」「生(な)さぬ仲」など。
やまざき‐あんさい【山崎闇斎】
[1619〜1682]江戸前期の儒学者・神道家。京都の人。名は嘉。別号、垂加(しでます)。禅僧となったが朱子学を学んで還俗し、江戸・京都で教授、門下6000人といわれた。のち、吉川惟足(きっかわ...
よしむら‐あきら【吉村昭】
[1927〜2006]小説家。東京の生まれ。津村節子の夫。はじめは短編小説を書くが、長編「戦艦武蔵」で戦史小説に新境地を開き、その後歴史小説を多く手がける。「破獄」で芸術選奨。他に「星への旅」「...