おつに【乙二】
[1756〜1823]江戸後期の俳人。陸前白石の人。本名、岩間清雄。別号、松窓。権大僧都。重厚で独自な俳風を確立。「乙二七部集」「松窓乙二発句集」などの編著がある。
か‐おうきん【何応欽】
[1890〜1987]中国の軍人・政治家。貴州省興義県の人。日本の陸軍士官学校卒。蒋介石の腹心として国民革命軍の要職を歴任。1935年日本との間に梅津‐何応欽協定を締結。1949年、行政院長に就...
かざん‐いん【花山院】
京都市上京区にあった清和天皇の皇子貞保(さだやす)親王の邸跡。藤原忠平が伝領し、のちに花山天皇が出家して没するまでの間ここに居住。 花山天皇退位出家後の称。 藤原北家(ほっけ)道長流の家の...
か‐たん【賈耽】
[730〜805]中国、唐の政治家。滄州・南皮(河北省)の人。字(あざな)は敦詩。13年間宰相を務めた。地理学を好み、「海内華夷図(かいだいかいず)」「古今郡国県道四夷述」などを残した。
カッシーラー【Ernst Cassirer】
[1874〜1945]ドイツの哲学者。新カント学派の一派であるマールブルク学派に属し、認識論・認識論史の研究から象徴形式の究明に傾注した。ナチスに追われ、米国に亡命。著「象徴形式の哲学」「人間」など。
きたばたけ‐やほ【北畠八穂】
[1903〜1982]小説家・児童文学者。青森の生まれ。本名、美代。作家深田久弥と結婚したが、のち離婚。方言を駆使した郷土色豊かな作品を描く。「鬼を飼うゴロ」で野間児童文芸賞受賞。他に「十二歳の...
きちや【吉弥】
江戸初期、延宝年間(1673〜1681)の名女形(おやま)、上村吉弥。 1 「吉弥笠」の略。 2 「吉弥結び」の略。
ケッコネン【Urho Kaleva Kekkonen】
[1900〜1986]フィンランドの政治家。第8代大統領。在任1956〜1981。ソ連との友好を推進する一方、中立政策をとって冷戦下の東西間緊張緩和に貢献した。1975年の全欧安保協力会議(CS...
けんにょ【顕如】
[1543〜1592]安土桃山時代の浄土真宗の僧。本願寺第11世。諱(いみな)は光佐(こうさ)。元亀元年〜天正8年(1570〜80)の間、織田信長と戦い、正親町(おおぎまち)天皇の仲裁で和議を結...
ケーベル【Raphael Koeber】
[1848〜1923]ドイツの哲学者・音楽家。ロシアの生まれ。モスクワで音楽、ハイデルベルクで哲学を学ぶ。1893年(明治26)来日、東大・東京音楽学校で21年間、哲学・文学・音楽などを教授。横...