たにかわ‐しゅんたろう【谷川俊太郎】
[1931〜 ]詩人。東京の生まれ。哲学者谷川徹三の子。昭和27年(1952)、初の詩集「二十億光年の孤独」で脚光を浴びる。以降、詩作のほか劇作、作詞、評論、海外児童文学の翻訳などで幅広く活躍。...
つつみ‐せいじ【堤清二】
[1927〜2013]実業家・小説家。東京の生まれ。東大卒。康次郎の次男。昭和29年(1954)西武百貨店に入社。昭和41年(1966)社長に就任。以後、西友・パルコ・クレディセゾンなどを展開し...
みうら‐ばいえん【三浦梅園】
[1723〜1789]江戸中期の思想家。豊後(ぶんご)の人。名は晋。天文・医学・哲学・歴史・宗教・政治・経済など多分野に通じ、独自の認識論と存在論によって宇宙・自然・人間を説明する条理の学を唱え...
メルロ‐ポンティ【Maurice Merleau-Ponty】
[1908〜1961]フランスの哲学者。後期フッサールの現象学に強い影響を受け、人間的主体としての身体をありのままに記述する独自の現象学を展開した。著「行動の構造」「知覚の現象学」「シーニュ」など。
モーセ【Moses】
前13世紀ごろのイスラエル民族の指導者。旧約聖書「出エジプト記」によれば、神の啓示によりイスラエル民族を率いてエジプトを脱出し、神ヤーウェとの契約により「十戒」を授けられ、40年間、アラビアの...
モーパッサン【Guy de Maupassant】
[1850〜1893]フランスの小説家。自然主義の代表的作家の一人。鋭い人間観察と強い厭世思想のもとに、簡潔な文体で人生の一断面を描いた。晩年、発狂。作「脂肪の塊」「女の一生」「ベラミ」など。
モーム【William Somerset Maugham】
[1874〜1965]英国の小説家・劇作家。平明な文体と巧妙な筋運びで、懐疑的な人生観のこめられた小説を書いた。また、風俗喜劇でも知られる。小説「人間の絆」「月と六ペンス」「雨」、戯曲「ひとめぐ...
モーリアック【François Mauriac】
[1885〜1970]フランスの小説家。カトリックの立場から、心理小説の手法で人間性の内に潜む罪の問題を描いた。1952年ノーベル文学賞受賞。作「愛の砂漠」「テレーズ=デスケルー」「蝮(まむし)...
リルケ【Rainer Maria Rilke】
[1875〜1926]ドイツの詩人。プラハ生まれ。欧州諸国を遍歴し、生の本質、人間実存の究極を追求し続けた。詩集「時祷(じとう)詩集」「ドゥイノの悲歌」「オルフォイスに捧げるソネット」、小説「マ...
ルートウィヒ【Otto Ludwig】
[1813〜1865]ドイツの劇作家・小説家。悲劇的な人間の運命を写実的に描いた。悲劇「世襲山林監督」、小説「天と地の間」、演劇論「シェークスピア研究」など。