おき‐の‐いん【隠岐院】
《承久の乱で隠岐に流されたところから》後鳥羽上皇の通称。
かざん‐いん【花山院】
京都市上京区にあった清和天皇の皇子貞保(さだやす)親王の邸跡。藤原忠平が伝領し、のちに花山天皇が出家して没するまでの間ここに居住。 花山天皇退位出家後の称。 藤原北家(ほっけ)道長流の家の...
けいしょう‐いん【桂昌院】
[1627〜1705]徳川5代将軍綱吉の母。京都の人。名は宗子。お玉の方。3代将軍家光の側室となり、家光の死後、大奥に勢力をふるった。仏教に帰依し、綱吉に生類憐みの令を出させたといわれる。護国寺...
こうだい‐いん【高台院】
[1549〜1624]豊臣秀吉の正妻。尾張の人。杉原定利の次女。名は、ねね。北政所(きたのまんどころ)とよばれ、准三后、従一位になり、秀吉死後、尼となって高台院と称した。
ごすこう‐いん【後崇光院】
[1372〜1456]崇光天皇の孫。伏見宮栄仁親王の王子。名は貞成(さだふさ)。法名、道欽。その日記「看聞日記」は、当時の政治・社会を伝える貴重な史料。
さど‐の‐いん【佐渡院】
順徳上皇の異称。承久の乱で佐渡に流されたところからいう。
しちじょう‐いん【七条院】
[1157〜1228]高倉天皇の後宮、藤原殖子の院号。後鳥羽天皇の母。
だい‐さいいん【大斎院】
⇒選子内親王(せんしないしんのう)
とさ‐の‐いん【土佐院】
土御門(つちみかど)天皇の異称。承久の乱後、土佐に流されたところからいう。
れいぜい‐いん【冷泉院】
嵯峨天皇が弘仁年間(810〜824)に後院として京都の堀川西に造営した御殿。のち、里内裏ともなった。れいぜんいん。 源氏物語中の人物。桐壺帝の第10皇子。実は藤壺(ふじつぼ)と光源氏との間の...