うざわ‐ひろふみ【宇沢弘文】
[1928〜2014]経済学者。鳥取の生まれ。東京大学で数学を学んだのち経済学に転じる。理論経済学の分野で功績があり、また公共経済学の立場から環境問題や種々の社会問題にも取り組んだ。文化勲章受章...
おぬま‐たん【小沼丹】
[1918〜1996]小説家・英文学者。東京の生まれ。本名、救(はじめ)。井伏鱒二に師事。日常を題材にユーモアをまじえた作風で知られる。「懐中時計」で読売文学賞、「椋鳥(むくどり)日記」で平林た...
ふくもと‐かずお【福本和夫】
[1894〜1983]共産主義指導者。鳥取の生まれ。大正13年(1924)山川均の理論を批判し、明確な階級意識を持つ者の集団による前衛党の確立を主張した。
ふじの‐かおり【藤野可織】
[1980〜 ]小説家。京都の生まれ。平成18年(2006)「いやしい鳥」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。「爪と目」で芥川賞受賞。他に「パトロネ」など。
ふなざき‐よしひこ【舟崎克彦】
[1945〜2015]児童文学作家。東京の生まれ。生物学者が空想世界で活躍する「ぽっぺん先生」シリーズで人気を得る。昭和49年(1974)「ぽっぺん先生と帰らずの沼」で赤い鳥文学賞受賞。他に「ピ...
ベッセル【Friedrich Wilhelm Bessel】
[1784〜1846]ドイツの天文学者。ケーニヒスベルク天文台初代台長。白鳥座61番星の、年周視差の測定に成功した。また、惑星運動の研究からベッセル関数を発見した。
ほそだ‐えいし【細田栄之】
[1756〜1829]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。本名、時富。旗本の出身で、狩野典信(かのうみちのぶ)に師事。のち浮世絵を手がけ、鳥文斎と号して一派をなした。全身像の優美な美人画が特徴。
ぼたんか‐しょうはく【牡丹花肖柏】
[1443〜1527]室町中期の連歌師・歌人。公家の中院通淳(なかのいんみちあつ)の子。別号、夢庵・弄花軒。和歌を飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に学び、連歌を宗祇(そうぎ)に師事して古今伝授を受...
むらかみ‐はるき【村上春樹】
[1949〜 ]小説家。京都の生まれ。処女小説「風の歌を聴け」でデビュー。「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」で谷崎潤一郎賞受賞。「ノルウェイの森」は空前のベストセラーとなる。他に「羊...
めどるま‐しゅん【目取真俊】
[1960〜 ]小説家。沖縄の生まれ。本名、島袋正。沖縄で高校の国語教師を務めたのち文筆に専念。沖縄の風土と戦争を描き続け、評論も多い。「水滴」で芥川賞受賞。他に小説「魂込め(まぶいぐみ)」「虹...