アラゴン【Louis Aragon】
[1897〜1982]フランスの詩人・小説家。ダダイスム・シュールレアリスム運動を経て共産主義に転じ、第二次大戦中は対独抵抗運動に参加。詩集「断腸」、小説「レ‐コミュニスト」など。
あらし‐かんじゅうろう【嵐寛寿郎】
[1903〜1980]映画俳優。京都の生まれ。本名、高橋照市。「鞍馬天狗(くらまてんぐ)」「右門捕物帖」などの時代劇で活躍し、「あらかん」のニックネームで呼ばれた。ほかに「神々の深き欲望」「網走...
あらし‐さんえもん【嵐三右衛門】
歌舞伎俳優。初世[1635〜1690]は摂津国西宮の人。やつし事と六方の名人。11世を数え、代々上方を中心に活躍。
あらはた‐かんそん【荒畑寒村】
[1887〜1981]社会運動家。神奈川の生まれ。本名、勝三。明治37年(1904)横浜平民結社を組織、社会主義宣伝のための伝道行商を行う。赤旗事件・人民戦線事件などで数度入獄。労農派として活動...
アラバル【Fernando Arrabal】
[1932〜 ]スペインの劇作家・小説家。のち、フランスに移住し、フランス語で執筆。自らの劇を「パニック演劇」と呼び、「迷路」「建築家とアッシリアの皇帝」「戴冠式」など、不条理演劇の作品を残した...
アラファト【Yāsir ‘Arafāt】
[1929〜2004]パレスチナ解放機構(PLO)の指導者。エルサレムの生まれ。1969年にPLO議長に就任。イスラエルとの間でパレスチナ人の暫定自治を実現させ、1994年ノーベル平和賞を受賞。
あら‐まさひと【荒正人】
[1913〜1979]文芸評論家。福島の生まれ。雑誌「近代文学」創刊に参加。政治と文学論で中野重治と論争するなど、攻撃的な評論活動を続けた。夏目漱石の研究でも知られる。著「第二の青春」「市民文学...
あらまた‐ひろし【荒俣宏】
[1947〜 ]翻訳家・評論家・小説家。東京の生まれ。「別世界通信」「世界幻想作家事典」「本朝幻想文学縁起」などを著し、幻想文学、博物学の研究に尽力する。伝奇小説「帝都物語」はベストセラーとなり...
あらら‐せんにん【阿羅邏仙人】
《阿羅邏は、(梵)Ālāra Kālāmaの音写「阿羅邏迦蘭(あららからん)」の略》釈迦が出家して最初に解脱の道を尋ねた人。毘舎離城(びしゃりじょう)の付近に住んでいた仙人。
アラルコン【Pedro Antonio de Alarcón y Ariza】
[1833〜1891]スペインの小説家。地方色豊かな中・短編を得意とした。作「三角帽子」「醜聞」など。