しみず‐はまおみ【清水浜臣】
[1776〜1824]江戸後期の歌人・国学者。江戸の人。号、泊洦舎(さざなみのや)。村田春海に国学を学び、古典の考証・注釈にすぐれ、王朝的情趣のある歌文を残した。著「泊洦舎文藻」「泊洦舎集」など。
シモンズ【John Addington Symonds】
[1840〜1893]英国の批評家。スイスに居住。著「ダンテ研究序説」「イタリアルネサンス史」など。
しゃ‐ちょう【謝朓】
[464〜499]中国、南朝の斉の詩人。陽夏(河南省)の人。字(あざな)は玄暉(げんき)。宣城の太守であったので謝宣城とよばれ、同族の詩人である謝霊運に対して小謝ともよばれた。
シャーフィイー【al-Shāfi‘ī】
[767〜820]イスラム法学者。スンニー派四法学派の一であるシャーフィイー派の祖。古典イスラム法理論の大成者。
シャープール‐いっせい【シャープール一世】
《Shāpūr Ⅰ》ササン朝ペルシア第2代の王。在位241〜272。アルデシール1世の子。中央アジア・シリアに進出、260年にはローマ軍を破って皇帝ワレリアヌスを捕虜とし、またこれらの捕虜を使役...
シュトロハイム【Erich von Stroheim】
[1885〜1957]米国の映画監督・俳優。オーストリア出身。映画におけるリアリズムの開拓者とされる。監督作に「アルプス颪(おろし)」「愚なる妻」「グリード」など。出演作にジャン=ルノワール監督...
シュバイツァー【Albert Schweitzer】
[1875〜1965]フランスの神学者・哲学者・医師。ドイツ領だったアルザスの生まれ。1913年に仏領コンゴ(現ガボン共和国)のランバレネに渡り、医療と伝道に献身。バッハ研究家・オルガン奏者とし...
シュミット【Carl Schmitt】
[1888〜1985]ドイツの政治学者・公法学者。全体主義的国家論を提唱し、ナチスに理論的基礎を与えた。政治的なものの本質が友と敵との対立にあるとする、友敵理論でも知られる。著「政治的なものの概...
シュライエルマッハー【Friedrich Ernst Daniel Schleiermacher】
[1768〜1834]ドイツの神学者・哲学者。19世紀におけるプロテスタント神学の第一人者とされる。宗教を哲学と道徳から区別して宇宙の直観と感情の領域とみなし、その本質は無限者に対する絶対依存の...
しゅんえ【俊恵】
[1113〜?]平安末期の歌人。東大寺の僧。源俊頼の子。通称大夫公(たゆうのきみ)。白川の自坊歌林苑で歌会・歌合わせを主催。鴨長明に歌を教えた。家集に「林葉和歌集」がある。