あさい‐りょうい【浅井了意】
[1612ころ〜1691]江戸前期の仮名草子作者。武士から浄土真宗の僧となった。号は瓢水子、松雲。著作に「御伽婢子(おとぎぼうこ)」「狗張子(いぬはりこ)」「東海道名所記」など。
あわの‐せいほ【阿波野青畝】
[1899〜1992]俳人。奈良の生まれ。本名、敏雄。「ホトトギス」で活躍し、俳誌「かつらぎ」を創刊。市井の生活を題材に、自在な句境を示した。句集「万両」「春の鳶」など。
いいだ‐だこつ【飯田蛇笏】
[1885〜1962]俳人。山梨の生まれ。本名、武治。別号、山廬(さんろ)。早大中退。高浜虚子に俳句を学び、「ホトトギス」に参加。俳誌「雲母(うんも)」を主宰。句集に「山廬集」「霊芝」「白岳」「...
いなはた‐ていこ【稲畑汀子】
[1931〜2022]俳人。神奈川の生まれ。旧姓、高浜。高浜虚子の孫。父、高浜年尾の没後、俳誌「ホトトギス」主宰。昭和62年(1987)日本伝統俳句協会を設立し、会長となる。句集に「汀子句集」「...
イブン‐ルシュド【Ibn Rushd】
[1126〜1198]スペインのイスラム哲学者・医学者。コルドバの生まれ。アリストテレス哲学の注釈を通じてイスラム教の信仰とギリシャ哲学との調和をはかったが、後年異端視された。ラテン語名、アベロエス。
いわや‐さざなみ【巌谷小波】
[1870〜1933]児童文学者・俳人。東京の生まれ。本名、季雄(すえお)。別号、漣山人(さざなみさんじん)。尾崎紅葉らと硯友社(けんゆうしゃ)を結成。のち創作童話を発表。また、おとぎ話の口演に...
カサンドロス【Kassandros】
[前358ころ〜前297]マケドニアの王。アンティパトロスの子。アレクサンドロス大王死後、その一族を殺して王となり、マケドニアとギリシャの大半を領土とした。
かわばた‐ぼうしゃ【川端茅舎】
[1897〜1941]俳人。東京の生まれ。本名、信一。竜子(りゅうし)の異母弟。高浜虚子に師事。「ホトトギス」同人。句集に「華厳(けごん)」「白痴」など。
ぎだゆう【義太夫】
⇒竹本義太夫(たけもとぎだゆう) 「義太夫節」の略。
こんどう‐けいたろう【近藤啓太郎】
[1920〜2002]小説家。三重の生まれ。「第三の新人」の一人。「海人舟(あまぶね)」で芥川賞受賞。美術評論も手がける。他に「海」「微笑」、随筆「奥村土牛(とぎゅう)」など。