おだ‐さくのすけ【織田作之助】
[1913〜1947]小説家。大阪の生まれ。大阪庶民の生活を描いた作家として知られる。小説「夫婦善哉(めおとぜんざい)」「世相」「土曜夫人」、評論「可能性の文学」など。
おだ‐じゅんいちろう【織田純一郎】
[1851〜1919]翻訳家・批評家。京都の生まれ。旧姓、丹羽(にわ)。英国に留学して法律を修めた。帰国後、翻訳小説「花柳春話」で名声を得る。のち「大阪朝日新聞」などの主筆としても活動。
おだ‐たけお【小田岳夫】
[1900〜1979]小説家。新潟の生まれ。本名、武夫。外務省書記として中国杭州に赴任。「城外」で芥川賞受賞。他に「魯迅(ろじん)伝」「紫禁城の人」など。
おの‐あずさ【小野梓】
[1852〜1886]政治家。高知の生まれ。号、東洋。自由主義を唱え、大隈重信を助けて立憲改進党の指導者として活躍。東京専門学校(のちの早稲田大学)の創立に参画。著「国憲汎論」など。
おのえ‐きくごろう【尾上菊五郎】
歌舞伎俳優。屋号、音羽屋。 (初世)[1717〜1784]京都の人。初め女形、のち江戸で立役となり、華やかな芸風で人気があった。 (5世)[1844〜1903]12世市村羽左衛門の次男。前名...
おのえ‐さいしゅう【尾上柴舟】
[1876〜1957]歌人・国文学者・書家。岡山の生まれ。本名、八郎。和歌を落合直文に学ぶ。歌誌「水甕(みずがめ)」を創刊。書家としても活躍し、平安時代の草仮名の研究に業績を挙げた。歌集に「静夜...
おのがわ‐きさぶろう【小野川喜三郎】
[1758〜1806]江戸後期の力士。第5代横綱。近江(おうみ)の人。谷風・雷電の好敵手として活躍し、相撲の黄金時代を築いた。→第4代横綱谷風 →第6代横綱阿武松(おうのまつ)
おの‐とおざぶろう【小野十三郎】
[1903〜1996]詩人。大阪の生まれ。帝塚山学院短大教授。本名、藤三郎。詩誌「赤と黒」同人。反俗・反権力のアナーキズム詩人として出発、短歌的叙情の否定を提唱。戦後は勤労者のための大阪文学学校...
おの‐の‐よしふる【小野好古】
[884〜968]平安中期の武人・歌人。道風の兄。藤原純友(ふじわらのすみとも)の乱に、追捕使(ついぶし)として、これを鎮定。歌は後撰集・拾遺集に収載。
おの‐ようこ【オノ・ヨーコ】
[1933〜 ]美術家・音楽家。本名ヨーコ=オノ=レノン(Yoko Ono Lennon)、日本名は小野洋子。昭和35年(1960)ごろからニューヨークで前衛芸術家として活動を開始。昭和44年(...