さとう‐じゅんや【佐藤純弥】
[1932〜2019]映画監督。東京の生まれ。「陸軍残虐物語」で監督デビュー。社会派の名手として評価を得る一方で、パニック映画やアクション映画でも人気を集める。段吉順(トアンチーシュン)との共同...
さの‐じろうざえもん【佐野次郎左衛門】
江戸中期の下野(しもつけ)佐野の農民。享保(1716〜1736)のころ、江戸吉原の遊女八橋(やつはし)を恨み、八橋ほか多くの人を斬った。この事件は吉原百人斬りといわれ、歌舞伎化された。特に「籠釣...
さののおとがみ‐の‐おとめ【狭野弟上娘子】
奈良中期の女流歌人。狭野茅上(さののちがみの)娘子とする写本もある。中臣宅守(なかとみのやかもり)との別離の悲しみを詠んだ相聞歌(そうもんか)が万葉集に収められている。生没年未詳。
サビニー【Friedrich Karl von Savigny】
[1779〜1861]ドイツの法学者。ローマ法の史的研究を通して、法と歴史との関係を重視する歴史法学を創始した。著「現代ローマ法体系」など。
サラディン【Saladin】
[1138〜1193]エジプトのアイユーブ朝の創始者。クルド族出身。在位1169〜1193。十字軍との戦いでエルサレムを奪回。英明寛容な君主としてヨーロッパでもたたえられた。サラーフ=アッディー...
サンゴール【Léopold Sédar Senghor】
[1906〜2001]セネガルの政治家・詩人。旧フランス領西アフリカの独立運動を進め、セネガル独立後は初代大統領に就任。在任1960〜1980。ネグリチュード運動をすすめ、世界黒人芸術祭を主催す...
サンタ‐マリア【(ポルトガル)Santa Maria】
イエス=キリストの母マリアの尊称。聖母マリア。
サンド【George Sand】
[1804〜1876]フランスの女流小説家。本名、オーロール=デュパン(Aurore Dupin)。ロマン主義的作風のあと空想的社会主義の影響を受ける。のち田園小説や童話を書いた。ミュッセやショ...
シェワルナゼ【Eduard Amvrosievich Shevardnadze】
[1928〜2014]ジョージア(グルジア)・ソ連の政治家。グルジア共産党第一書記などを経て、1985年にソ連ゴルバチョフ政権下で外務大臣に就任。米国との冷戦終結やドイツ統一などの推進に貢献し...
シェーラー【Max Scheler】
[1874〜1928]ドイツの哲学者・社会学者。カントの形式主義倫理学に反対し、実質的価値倫理学を確立。現象学的方法を心理学・社会学・哲学などに適用した。晩年は、哲学的人間学の樹立に尽力。著「倫...