いけうち‐ひろし【池内宏】
[1878〜1952]東洋史学者。東京の生まれ。東大教授。朝鮮・満州史および朝鮮の遺跡調査に業績がある。著「満鮮史研究」など。
いけざわ‐なつき【池沢夏樹】
[1945〜 ]小説家・詩人・翻訳家。北海道の生まれ。福永武彦の長男。「スティル・ライフ」で芥川賞受賞。「すばらしい新世界」で芸術選奨。詩や評論にも幅広く活躍する。他に小説「夏の朝の成層圏」「バ...
いけたに‐しんざぶろう【池谷信三郎】
[1900〜1933]小説家・劇作家。東京の生まれ。ドイツ留学に取材した小説「望郷」で文壇に登場。モダニズムの作風で知られた。他に小説「橋」「有閑夫人」など。
いけだ‐きかん【池田亀鑑】
[1896〜1956]国文学者。鳥取の生まれ。東大教授。平安文学、特に源氏物語の文献学的研究に業績がある。著「源氏物語大成」「伊勢物語に就きての研究」など。
いけだ‐こううん【池田好運】
江戸初期の航海学者。肥後の人。来日したポルトガル人マノエル=ゴンザロに航海術を学び、元和2年(1616)にルソン島へ渡航。生没年未詳。著「元和(げんな)航海記」など。
いけだ‐ずいせん【池田瑞仙】
[1734〜1816]江戸後期の幕府医師。周防(すおう)岩国の人。和蘭(オランダ)外科を修め、痘瘡(とうそう)の流行に際してその治療で名を挙げた。著「痘科弁要」「痘診戒草」など。
いけだ‐だいご【池田大伍】
[1885〜1942]劇作家。東京の生まれ。本名、銀次郎。文芸協会などの演劇活動に力を注ぎ、多くの戯曲を書いた。作「名月八幡祭」「西郷と豚姫」など。
いけだ‐ますお【池田満寿夫】
[1934〜1997]版画家・小説家。満州の生まれ。瑛九(えいきゅう)の助言で銅版画をはじめ、パリ青年ビエンナーレ展で優秀賞、ベネチアビエンナーレ展で版画大賞など多くの賞を受賞。小説「エーゲ海に...
いけなみ‐しょうたろう【池波正太郎】
[1923〜1990]小説家・劇作家。東京の生まれ。新国劇の戯曲を執筆した後、長谷川伸に師事。庶民的な作風と会話文のテクニックを生かした時代物で人気を集める。「錯乱」で直木賞受賞。他に「鬼平犯科...
いけ‐の‐たいが【池大雅】
[1723〜1776]江戸中期の南画家。京都の人。名は勤(きん)、別号に霞樵(かしょう)など。柳沢淇園(やなぎさわきえん)・祇園南海と交わり、清人の伊孚九(いふきゅう)の画法を学ぶ。日本南画の大...