ふくだ‐つねあり【福田恆存】
[1912〜1994]評論家・劇作家・演出家。東京の生まれ。恆存は「こうそん」とも。芸術院会員。保守派の論客として平和論・憲法問題・国語問題などに評論活動を展開。演劇人としては現代演劇協会を創立...
ふくだ‐とくぞう【福田徳三】
[1874〜1930]経済学者。東京の生まれ。東京商大教授。理論的にはマーシャルを中心とした新古典学派の立場にたち、社会政策における改良主義の原理確立に努めた。著「社会政策と階級闘争」「厚生経済...
ふくだ‐ひでこ【福田英子】
[1865〜1927]婦人運動家。岡山の生まれ。旧姓、景山。自由民権運動に参加。大井憲太郎らと大阪事件に連座。明治40年(1907)雑誌「世界婦人」を創刊。著「妾(わらわ)の半生涯」など。
ふくだ‐やすお【福田康夫】
[1936〜 ]政治家。東京の生まれ。父の元首相赳夫の秘書官を経て、群馬県の地盤を継ぎ平成2年(1990)に衆議院議員に当選。平成12年(2000)から森喜朗・小泉純一郎両内閣で官房長官を務める...
ふくち‐おうち【福地桜痴】
[1841〜1906]政治評論家・劇作家・小説家。長崎の生まれ。本名、源一郎。「東京日日新聞」主筆・社長として言論界で活躍。また、演劇改良に尽力。歌舞伎座を創設した。戯曲「春日局(かすがのつぼね...
ふくなが‐たけひこ【福永武彦】
[1918〜1979]小説家。福岡の生まれ。加田伶太郎の筆名で推理小説も執筆。小説「風土」「海市」「死の島」など。
ふくはら‐りんたろう【福原麟太郎】
[1894〜1981]英文学者・随筆家。広島の生まれ。東京教育大学教授。著「チャールズ=ラム伝」「文学と文明」など。
ふくもと‐にちなん【福本日南】
[1857〜1921]新聞記者・史論家。福岡の生まれ。本名、誠。「九州日報」社長兼主筆、のち「新潟新聞」主筆。著「元禄快挙録」など。
ふしみ‐の‐みや【伏見宮】
四親王家の一。北朝第3代崇光天皇の第1皇子栄仁(よしひと)親王に始まる。明治以後、山階宮・久邇宮など多くの宮家を分出した。昭和22年(1947)皇籍離脱。
ふじい‐おとお【藤井乙男】
[1868〜1946]国文学者・俳人。兵庫の生まれ。京大教授。号、紫影。俳諧・浄瑠璃など近世文学を研究。著「江戸文学研究」など。