マッハ【Ernst Mach】
[1838〜1916]オーストリアの物理学者・哲学者。波動や超音速について研究し、マッハ数の概念を導入。ニュートン力学の時間・空間などの概念を批判的に検討。また実証主義的経験批判論を展開してそ...
まつい‐いわね【松井石根】
[1878〜1948]軍人。陸軍大将。愛知の生まれ。日中戦争で上海派遣軍司令官・中支方面軍司令官などを歴任。戦後、極東国際軍事裁判で南京大虐殺の責任者とされ、絞首刑になった。
まつい‐けさこ【松井今朝子】
[1953〜 ]小説家。京都の生まれ。はじめ歌舞伎の脚本、評論などを手がける。「吉原手引草」で直木賞受賞。他に「東洲しゃらくさし」「仲蔵狂乱」「似せ者」など。
まつい‐しょうおう【松居松翁】
[1870〜1933]劇作家。宮城の生まれ。本名、真玄(まさはる)。初め松葉と号した。初世市川左団次のために戯曲「悪源太」を書き、以後、新歌舞伎や外国戯曲の翻案作などで活躍。著「団州百話」「劇壇...
まつい‐すまこ【松井須磨子】
[1886〜1919]女優。長野の生まれ。本名、小林正子。文芸協会演劇研究所に入り、「人形の家」のノラで脚光を浴びた。のち島村抱月と芸術座を組織し、「復活」「サロメ」「カルメン」などを主演して人...
まつうら‐たけしろう【松浦武四郎】
[1818〜1888]江戸末期の探検家。伊勢の人。名は弘(ひろむ)。幼時より諸国を巡歴し、特に蝦夷(えぞ)地に関心を持ち、しばしば訪れて多数の紀行文や地図を残した。著「蝦夷日誌」など。
まつうら‐ひさき【松浦寿輝】
[1954〜 ]詩人・小説家・フランス文学者。東京の生まれ。詩作、文学評論、映画評論など幅広く活躍。「花腐(はなくた)し」で芥川賞受賞。「知の庭園」で芸術選奨。他に詩集「冬の本」、評論「エッフェ...
まつえ‐しげより【松江重頼】
[1602〜1680]江戸初期の俳人。京都の人。別号、維舟(いしゅう)。通称、大文字屋治右衛門。松永貞徳の門人。談林俳諧に影響を与えた。編著「犬子(えのこ)集」「毛吹草」「佐夜中山集」など。
まつおか‐じょあん【松岡恕庵】
[1668〜1746]江戸中期の本草学者。京都の人。名は玄達。恕庵は通称。山崎闇斎・伊藤仁斎に儒学を、稲生若水に本草学を学んだ。著「用薬須知」「千金方薬註」など。
まつお‐しげよし【松尾臣善】
[1843〜1916]官僚。播磨(はりま)の人。大蔵省で出納局長、主計局長、理財局長などを歴任。日本銀行総裁に就任すると、日露戦争の戦費調達などを目的とした外債公募に尽力。人事制度の改革などにも...