へんじょう【遍昭/遍照】
[816〜890]平安前期の僧・歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。俗名、良岑宗貞(よしみねのむねさだ)。桓武天皇の孫。良岑安世の子。素性(そせい)の父。仁明天皇に仕えたが、天皇の崩御により出家。京...
みなもと‐の‐しげゆき【源重之】
[?〜1000ころ]平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。清和天皇の皇子貞元親王の孫。相模権守(さがみのごんのかみ)。旅の歌を得意とし、また冷泉天皇の東宮時代に奉った百首は、現存する最古の百首歌とし...
みなもと‐の‐したごう【源順】
[911〜983]平安中期の歌人・学者。三十六歌仙の一人。和泉守・能登守。漢詩文・和歌にすぐれ、梨壺(なしつぼ)の五人の一人として後撰集の撰進、万葉集の訓読にあたった。著「倭名類聚鈔」、家集「源...
みぶ‐の‐ただみね【壬生忠岑】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。古今集の撰者の一人。温和で機知に富む歌風で知られる。著「和歌体十種」、家集「忠岑集」。生没年未詳。
やまべ‐の‐あかひと【山部赤人】
奈良前期の歌人。三十六歌仙の一人。万葉集に長歌・短歌50首を残す。史書に名が見えず、下級官吏であったと思われる。自然美を詠じた作に秀歌が多い。後世、柿本人麻呂とともに歌聖と称された。生没年未詳。