よこい‐しょうなん【横井小楠】
[1809〜1869]江戸末期の思想家・政治家。熊本藩士。通称、平四郎。藩政改革に努めたが失敗し、松平慶永に招かれて福井藩の藩政を指導。富国強兵を説き、また、幕府の公武合体運動に活躍。明治維新後...
よさ‐ぶそん【与謝蕪村】
[1716〜1784]江戸中期の俳人・画家。摂津の人。本姓は谷口、のち与謝と改める。蕪村は俳号。別号、宰鳥・紫狐庵。画号、四明・長庚・謝寅など。江戸に出て俳人早野巴人(はやのはじん)(夜半亭宋...
よしお‐こうぎゅう【吉雄耕牛】
[1724〜1800]江戸中期の蘭学者・蘭方医。長崎の人。名は永章。通称、幸左衛門・幸作。耕牛は号。オランダ通詞のかたわら、蘭方医学を学び吉雄流の開祖となる。前野良沢・杉田玄白らを指導。「解体新...
よしはら‐じろう【吉原治良】
[1905〜1972]洋画家。大阪の生まれ。藤田嗣治(つぐはる)らに師事。具象画から抽象画へと進み、具体美術協会を主宰して前衛芸術運動を推進。
よない‐みつまさ【米内光政】
[1880〜1948]軍人・政治家。海軍大将。岩手の生まれ。海軍の要職を歴任ののち、昭和15年(1940)首相。日独伊三国同盟を望む陸軍と対立して総辞職。その後、海相として戦争終結と海軍の解体...
ライト【Frank Lloyd Wright】
[1867〜1959]米国の建築家。環境と一体化した有機的建築を提唱し、現代建築に大きな影響を与える。東京の帝国ホテル(現存しない)、兵庫の山邑(やまむら)邸など日本にも作品を残した。 [補説]...
ラクロ【Pierre Choderlos de Laclos】
[1741〜1803]フランスの小説家・軍人。18世紀末の貴族社会の退廃を描き、心理小説の先駆とされる書簡体小説「危険な関係」で知られる。
リウィウス【Titus Livius】
[前59〜17]古代ローマの歴史家。ローマ建国からアウグストゥスの世界統一までの編年体の歴史記述「ローマ建国史」全142巻(現存するのは35巻)を著した。
り‐しょういん【李商隠】
[813〜858]中国、晩唐期の詩人。懐州河内(かだい)(河南省)の人。字(あざな)は義山。号、玉谿生(ぎょくけいせい)。詩は寓意に富み、難解だが風格を備え、宋代の西崑体(せいこんたい)の詩の祖...
リーマン【Georg Friedrich Bernhard Riemann】
[1826〜1866]ドイツの数学者。多様体とその曲率を定義して、リーマン幾何学を創始。複素関数論・アーベル関数論などでも多くの業績を残した。