アブー‐バクル【Abū Bakr】
[573ころ〜634]イスラム教の初代正統カリフ。在位632〜634。預言者ムハンマド没後の教団分裂の危機を乗り切り、のちの発展の基礎をつくった。
うぶん‐たい【宇文泰】
[505〜556]中国、南北朝時代の西魏の宰相。鮮卑族の出身。初め北魏に仕えたが、その分裂後、文帝を擁立して西魏を建国し、東魏の高観と抗争。府兵制などの官制を定め、子の宇文覚の建てた北周の基礎を...
クレッチマー【Ernst Kretschmer】
[1888〜1964]ドイツの精神医学者。多くの精神障害患者との面接経験から、体格と気質(性格)との相関関係に注目し、肥満型は躁鬱(そううつ)病患者に、痩身(そうしん)型は分裂病患者に多いことな...
くわだ‐よしなり【桑田義備】
[1882〜1981]植物学者。大阪の生まれ。京大教授。欧米に留学。染色体や細胞核の分裂を研究し、細胞学の発展に貢献。文化勲章受章。著「染色体の構造」「細胞核の分裂」。
シュトラスブルガー【Eduard Strasburger】
[1844〜1912]ドイツの植物学者。ポーランドの生まれ。植物の受精・生殖器官・細胞分裂に関する研究に功績。著「受精及び細胞分裂」。
ジギスムント【Sigismund】
[1368〜1437]神聖ローマ皇帝。在位1411〜1437。カール4世の子。コンスタンツ公会議を召集して教会の分裂を調停したが、フス処刑によってフス戦争を引き起こした。
ゼーデルブローム【Nathan Söderblom】
[1866〜1931]スウェーデンのプロテスタント神学者。分裂していた教会を統合させ、ストックホルム教会会議を成立させた。1930年ノーベル平和賞受賞。著「宗教史入門」など。
ソロモン【Solomon】
イスラエル王国第3代の王。在位、前961ころ〜前922ころ。ダビデ王の子。通商を振興して経済を発展させ、エルサレムに神殿や宮殿を建設、いわゆる「ソロモンの栄華」を現出したが、国民は重税に苦しみ、...
たけした‐のぼる【竹下登】
[1924〜2000]政治家。島根の生まれ。中学教師を経て昭和33年(1958)衆議院議員初当選。官房長官・大蔵大臣などを歴任後、同62年に田中(角栄)派を分裂させ経世会を結成。同年、中曽根首相...
ハイドゥ【Khaidu】
[1235ころ〜1301]オゴタイ‐ハン国の君主。オゴタイの孫。1260年にフビライがモンゴル帝国のハン位を継承すると、これを不服として反乱を起こし、30年余りにわたって抗争、帝国の分裂を招いた...