とくがわ‐よりのぶ【徳川頼宣】
[1602〜1671]江戸初期の紀州藩主。家康の一〇男。紀伊徳川家の祖。紀州55万石の領主となり、殖産興業・法典編纂に努めた。南竜公。→紀州家
とくがわ‐よりふさ【徳川頼房】
[1603〜1661]江戸初期の水戸藩主。家康の一一男。水戸徳川家の祖。水戸28万石の領主となり、水戸藩を創始。威公。→水戸家
としひと‐しんのう【智仁親王】
[1579〜1629]江戸初期の親王。正親町(おおぎまち)天皇の皇子誠仁親王の子。桂離宮の造営で知られる。和歌にすぐれ、細川幽斎から古今伝授を受けた。八条宮。
とつか‐せいかい【戸塚静海】
[1799〜1876]幕末・明治初期の蘭医。遠州掛川の人。法印。宇田川榛斎(しんさい)、シーボルトに医学を学ぶ。江戸で開業し、神田お玉ヶ池種痘所開設に参加。のち幕府奥医師となる。
とも‐の‐よしお【伴善男】
[809〜868]平安初期の廷臣。大納言となって権勢を振るったが、貞観8年(866)応天門炎上の犯人とされて伊豆に流された。絵巻物「伴大納言絵詞(ばんだいなごんえことば)」の主人公として有名。伴...
トラークル【Georg Trakl】
[1887〜1914]オーストリアの詩人。初期表現主義の代表者。詩集「夢の中のセバスチャン」など。
どい‐としかつ【土井利勝】
[1573〜1644]江戸初期の幕臣。下総(しもうさ)古河(こが)城主。将軍徳川秀忠・家光に仕え、老中・大老を歴任。
ドゥッチョ【Duccio di Buoninsegna】
[1255ころ〜1319ころ]イタリアの画家。優美な色彩感覚と的確な写実により、シエナ派初期の代表者となった。
どうにゅう【道入】
[1599〜1656]江戸初期の陶工。京都の人。楽(らく)家の3代目。名は吉兵衛、のち吉左衛門。剃髪(ていはつ)後、道入と称した。俗称、のんこう。楽焼に新生面を開き、屈指の名手といわれる。名物茶...
どうもと‐いんしょう【堂本印象】
[1891〜1975]日本画家。京都の生まれ。本名、三之助。初期から各種の技法を駆使し、仏画・寺院襖絵(ふすまえ)を手がけ、第二次大戦後は日本画における抽象表現の追求へと向かった。文化勲章受章。