あしかが‐ただふゆ【足利直冬】
南北朝時代の武将。尊氏の子。直義(ただよし)の養子。高師直(こうのもろなお)に追われ九州に逃れたが勢力を回復。直義の死後南朝に帰順。一時入京したが間もなく奪回され、以後中国地方を転々とした。生没...
あしかが‐もとうじ【足利基氏】
[1340〜1367]南北朝時代の武将。尊氏の子。初代の鎌倉公方(くぼう)となり、東国に室町幕府の勢力を確立した。
あしかが‐よしてる【足利義輝】
[1536〜1565]室町幕府第13代将軍。在職1547〜1565。義晴の子。三好・松永氏らの勢力が強く、将軍職は有名無実であった。松永久秀に攻められて敗死。
あしな‐もりうじ【蘆名盛氏】
[1521〜1580]戦国時代の武将。会津黒川城主。号、止々斎(ししさい)。近隣に勢力を拡大し、蘆名氏の全盛期を築いた。
あしや‐どうまん【蘆屋道満】
平安中期の陰陽家。藤原道長のころ、安倍晴明と法力を争ったと宇治拾遺物語にある。生没年未詳。
アダムズ【Walter Sydney Adams】
[1876〜1956]米国の天体物理学者。恒星のスペクトル線から巨星と矮星(わいせい)とを区別。重力による赤方偏移を検出して、白色矮星の高密度を実証した。
アデナウアー【Konrad Adenauer】
[1876〜1967]ドイツの政治家。第二次大戦後、キリスト教民主同盟の党首となる。1949年、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)初代首相となり、米国の強力な軍事的、政治的支援の下に復興を進めた。→エ...
あなんだ【阿難陀】
《(梵)Ānandaの音写》釈迦の十大弟子の一人。師の説法を最も多く聞き、多聞第一とよばれた。記憶力にすぐれ、経典の第一結集(けつじゅう)の際に多くの経説を復唱したという。阿難。
アブド‐アッラフマーン【‘Abd al-Raḥmān】
(1世)[731〜788]後ウマイヤ朝の始祖。在位756〜788。スペインのコルドバを中心にウマイヤ朝を再建、フランク王国カール大帝の遠征軍を破って王国の基礎を固めた。 (3世)[889〜9...
おう‐どう【王導】
[267〜330]中国、東晋の政治家。琅邪(ろうや)(山東省)の人。字(あざな)は茂弘。元帝を助け、南下後の晋朝復興に尽力。明帝・成帝の宰相を務め、東晋の基礎を築いた。