カーネマン【Daniel Kahneman】
[1934〜 ]米国とイスラエルの二重国籍をもつ心理学者・経済学者。経済学者のエイモス=トゥベルスキーとともに、経済学に心理学の手法を導入し、人間の非合理的な意思決定を理論化したプロスペクト理論...
タルスキ【Alfred Tarski】
[1902〜1983]米国の数学者・論理学者。ポーランド生まれ。のち米国に移住・帰化した。記号論理学における意味論の開拓者で、現代記号論理学の発展に多大な貢献をした。主著「形式言語における真理概念」。
チャウシェスク【Nicolae Ceauşescu】
[1918〜1989]ルーマニアの政治家。スターリン主義を発展させた自主路線を展開。1974年には初代大統領に就任、独裁体制を確立したが、1989年12月の民主化で失脚し、夫人とともに処刑された。
テイヤール‐ド‐シャルダン【Pierre Teilhard de Chardin】
[1881〜1955]フランスのイエズス会司祭・古生物学者。進化論とキリスト教を統合、宇宙進化の中心に人間を据えた。北京原人の発見に参加したことでも知られる。著「自然界における人間の位置」「現象...
デュエム【Pierre Maurice Marie Duhem】
[1861〜1916]フランスの物理学者・科学史家。パリの生まれ。ボルドー大学教授。決定実験の不可能性を唱えるなど、熱力学や熱化学に業績を残す。また、中世科学史を研究、「暗黒の中世」観をただす端...
トワルドフスキー【Aleksandr Trifonovich Tvardovskiy】
[1910〜1971]ロシアの詩人。連作叙事詩「ワシリー=チョールキン」によって、国民的な人気を得た。また、文芸誌「新世界」の編集長として、ソ連の文芸自由化を推進した。トバルドフスキー。
ニエプス【Joseph Nicéphore Niépce】
[1765〜1833]フランスの化学者・発明家。瀝青(れきせい)の感光性を利用して写真製版に成功。ダゲールの銀板写真術完成にも協力した。
フンク【Casimir Funk】
[1884〜1967]米国の生化学者。ポーランドの生まれ。米糠(こめぬか)から脚気(かっけ)や神経炎に有効な成分を抽出、その物質をビタミンと命名した。
マンフォード【Lewis Mumford】
[1895〜1990]米国の都市研究家・文明批評家。世界の都市の歴史を考察して現代の巨大都市の非人間性を批判したほか、技術論を軸とした幅広い文明批評を展開した。著「都市の文化」「歴史の都市 明日...
もり‐つよし【森毅】
[1928〜2010]数学者。東京の生まれ。解析学を専門とし、京都大学教授などを務めるかたわら、教育問題や歌舞伎などの芸能・文化に関する評論家としても活躍した。