たかはし‐かつみ【高橋克巳】
[1890〜1925]化学者。和歌山の生まれ。鈴木梅太郎の門下。タラの肝油からビタミンAを抽出。
たき‐かくだい【滝鶴台】
[1709〜1773]江戸中期の医師。長門(ながと)の人。名は長愷。通称、弥八。儒学を山県周南・服部南郭に学び、医学を山脇東洋らに学んだ。また、仏教・和歌・国史にも通じた。
たけべ‐あやたり【建部綾足】
[1719〜1774]江戸中期の読本(よみほん)作者・俳人・国学者・画家。津軽弘前の人。本名、喜多村久域(きたむらひさむら)。俳号、涼袋。画号、寒葉斎。賀茂真淵の門人。江戸で俳諧を業としたが、の...
たわらや‐そうたつ【俵屋宗達】
桃山から江戸初期にかけての画家。俵屋は家号。伊年・対青軒の印を用いた。宗達光琳(こうりん)派、いわゆる琳派の祖。京都の上層町衆の出身とみられ、本阿弥光悦書の和歌巻の金銀泥下絵を描き、また扇面画や...
だて‐ちひろ【伊達千広】
[1802〜1877]幕末の歌人・国学者。和歌山藩士。陸奥宗光の実父。号は自得。藩の重職として財政改革を推進したが失脚、脱藩して公武合体を画策した。著作に「大勢三転考」などがある。
ちうん【智蘊】
[?〜1448]室町中期の連歌師。本名、蜷川新右衛門親当(にながわしんえもんちかまさ)。足利義教に仕え、和歌を正徹(しょうてつ)に学んだ。著「親当句集」。
ちくさ‐ありこと【千種有功】
[1797〜1854]江戸後期の歌人。京都の人。号は千千廼舎(ちぢのや)。左近衛権中将に至り、堂上派に属したが、香川景樹らと交わって、新風の和歌を志した。歌集「千千廼舎集」など。
ちょうげつ【澄月】
[1714〜1798]江戸中期の歌僧。備中(びっちゅう)の人。号、垂雲軒・酔夢庵。京都岡崎に住む。寛政期の和歌四天王の一人。著「垂雲和歌集」「澄月法師千首」など。
つじはら‐のぼる【辻原登】
[1945〜 ]小説家。和歌山の生まれ。本名、村上博。「村の名前」で芥川賞受賞。他に「翔(と)べ麒麟(きりん)」「遊動亭円木」「枯葉の中の青い炎」「花はさくら木」など。
つちみかど‐みちちか【土御門通親】
[1149〜1202]鎌倉初期の廷臣。村上源氏の出。内大臣兼右近衛大将。源頼朝と手を結ぶ関白九条兼実(くじょうかねざね)を退け、外孫の土御門天皇を即位させ、権力を握って鎌倉幕府に対抗した。和歌も...