おう‐おうりん【王応麟】
[1223〜1296]中国、南宋の学者。慶元(浙江省)の人。字(あざな)は伯厚(はくこう)。清朝考証学の先駆とされた。著「困学紀聞」「玉海」など。
おう‐かん【王翰】
[687ころ〜726ころ]中国、盛唐の詩人。晋陽(しんよう)(山西省)の人。字(あざな)は子羽。辺塞(へんさい)の兵士の感慨を詠じた「葡萄(ぶどう)の美酒、夜光の杯」で始まる「涼州詞」は有名。
おう‐かん【王鑑】
[1598〜1677]中国、清初の画家。字(あざな)は玄照・元照・円照。号は湘碧(しょうへき)・染香庵主。王世貞の孫。古画に学び、南宗画(なんしゅうが)系の山水画にすぐれた。四王呉惲(ごうん)の...
おう‐き【王圻】
中国、明代の学者。上海(江蘇省)の人。字(あざな)は元翰。馬端臨の「文献通考」に続けて、南宋から明中期までの記事を集めた「続文献通考」を著した。他に「三才図会」など。生没年未詳。
おう‐きし【王徽之】
[?〜388ころ]中国、東晋の文人。字(あざな)は子猷(しゆう)。王羲之(おうぎし)の第5子。竹を愛した。→此君(しくん)
おう‐ぎし【王羲之】
[307〜365]中国、東晋の書家。琅邪臨沂(ろうやりんき)(山東省)の人。字(あざな)は逸少(いつしょう)。その書は古今第一とされ、行書「蘭亭序」、草書「十七帖」などが有名。書聖と称される。子...
おう‐けんし【王献之】
[344〜388]中国、東晋の書家。字(あざな)は子敬。王羲之(おうぎし)の第7子。行・草書の大家で、父とともに二王と称される。楷書の 「洛神賦十三行(らくしんふじゅうさんぎょう)」、行草の「地...
おう‐げんき【王原祁】
[1642〜1715]中国、清初の画家。太倉(江蘇省)の人。字(あざな)は茂京(もきょう)、号は麓台。祖父の王時敏に画を学ぶ。宮廷画家として正統南宗画(なんしゅうが)の伝統を守る。四王呉惲(ごう...
おう‐しゅく【王粛】
[195〜256]中国、三国時代の魏(ぎ)の学者。東海(山東省)の人。字(あざな)は子雍(しよう)。当時流行していた鄭玄(ていげん)の学問を批判して「聖証論」を著し、「尚書」「毛詩」「三礼」「左...
おう‐じゅう【王充】
[27〜97ころ]中国、後漢の思想家。会稽上虞(じょうぐ)(浙江省)の人。字(あざな)は仲任(ちゅうじん)。「論衡(ろんこう)」30巻を著して合理的批判精神に富む独自の思想を展開した。