ひらが‐ゆずる【平賀譲】
[1878〜1943]造船工学者。東京の生まれ。造船中将。戦艦長門・陸奥、巡洋艦古鷹・夕張などの軍艦を設計。退役後東大総長に就任した。学士院賞受賞。
ひらた‐あつたね【平田篤胤】
[1776〜1843]江戸後期の国学者。国学の四大人の一。秋田藩士。旧姓、大和田。号、気吹之舎(いぶきのや)・真菅屋。通称、大角(大壑)。脱藩して本居宣長没後の門人と自称。宣長の古道精神を拡大強...
ひらた‐かねたね【平田銕胤】
[1799〜1880]幕末・明治初期の国学者・神道家。伊予の人。旧名、碧川篤実。平田篤胤の門人で、のち養子。維新後、侍講・大教正などを歴任。養父の学を祖述、整理補修した。著「祝詞正訓」。
ひらた‐とくぼく【平田禿木】
[1873〜1943]英文学者・随筆家。東京の生まれ。東京高師卒。本名、喜一郎。「文学界」創刊に参加。サッカレーの「虚栄の市」など英米文学の名訳で知られる。著作に「英文学印象記」「禿木随筆」など。
ヒルティ【Carl Hilty】
[1833〜1909]スイスの法学者・哲学者。キリスト教の立場から「幸福論」「眠られぬ夜のために」など、宗教的、倫理的著作を多く残した。
ヒルファーディング【Rudolf Hilferding】
[1877〜1941]ドイツのマルクス主義経済学者・政治家。ドイツ社会民主党の指導者。ナチス政権成立で亡命中捕らえられ、獄死。主著「金融資本論」。
ヒルベルト【David Hilbert】
[1862〜1943]ドイツの数学者。代数的整数論・幾何学基礎論・積分方程式論など広い分野で貢献。1900年パリの国際数学者会議で23の未解決の問題を提起し、20世紀の数学発展に示唆を与えた。
ひろせ‐きょくそう【広瀬旭荘】
[1807〜1863]江戸末期の儒学者・漢詩人。豊後(ぶんご)の人。名は謙。淡窓の弟。兄を継いで咸宜園(かんぎえん)を経営。著「梅墩(ばいとん)詩鈔」。
ひろせ‐たんそう【広瀬淡窓】
[1782〜1856]江戸後期の儒学者。豊後(ぶんご)の人。名は建。字(あざな)は子基。別号、青渓など。咸宜園(かんぎえん)を開き、子弟を教育。大村益次郎・高野長英はその弟子。著「遠思楼詩鈔」「...
ひろまつ‐わたる【広松渉】
[1933〜1994]哲学者。福岡の生まれ。東大教授。マルクスの研究に大きな功績を残し、独自の哲学を構築。著「マルクス主義の地平」「世界の共同主観的存在構造」「存在と意味」など。