いとやま‐あきこ【絲山秋子】
[1966〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、西平秋子。会社勤務ののち作家デビュー。現代人の心の傷を作品に描く。「沖で待つ」で芥川賞受賞。他に「イッツ・オンリー・トーク」「袋小路の男」「勤労感謝の...
いどがわ‐いこ【井戸川射子】
[1987〜 ]詩人・小説家。兵庫の生まれ。平成31年(2019)詩集「する、されるユートピア」で中原中也賞、令和3年(2021)「ここはとても速い川」で野間文芸新人賞受賞。「この世の喜びよ」で...
いながき‐たるほ【稲垣足穂】
[1900〜1977]小説家。大阪の生まれ。天体や文明の利器を題材にした幻想的な異色の作風で注目され、のち少年愛をテーマにした作品を書いた。小説「一千一秒物語」、随筆「少年愛の美学」など。
いぬかい‐たける【犬養健】
[1896〜1960]政治家。東京の生まれ。毅(つよし)の子。はじめ白樺派の小説家として活躍。第二次大戦後は第四次・五次吉田内閣の法相を務め、造船疑獄事件で指揮権を発動。
いのうえ‐あれの【井上荒野】
[1961〜 ]小説家。東京の生まれ。光晴の長女。「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞受賞。「切羽(きりは)へ」で直木賞受賞。他に「グラジオラスの耳」「ひどい感じ 父・井上光晴」など。
いのうえ‐ひさし【井上ひさし】
[1934〜2010]小説家・劇作家。山形の生まれ。本名、廈(ひさし)。独自のユーモア感覚と鋭い風刺で幅広い読者層を得る。「手鎖心中」で直木賞受賞。昭和58年(1983)劇団こまつ座の座付作者と...
いのうえ‐みつはる【井上光晴】
[1926〜1992]小説家・詩人。中国、旅順の生まれ。荒野(あれの)の父。被差別部落や在日朝鮮人、炭鉱の労働者などをテーマにした作品を多数発表。また、文学伝習所を開講して後進の育成にも尽力した...
いのうえ‐やすし【井上靖】
[1907〜1991]小説家。北海道の生まれ。新聞記者から作家となり、新聞小説、歴史小説で新境地を開いた。文化勲章受章。作「闘牛」「天平(てんぴょう)の甍(いらか)」「あすなろ物語」など。
いはら‐せいせいえん【伊原青々園】
[1870〜1941]劇評家・小説家。本名、敏郎。島根の生まれ。演劇史の研究に努め、「日本演劇史」「近世日本演劇史」「明治演劇史」の三部作を完成。
イ‐フェソン【李恢成】
[1935〜 ]小説家。サハリン(樺太(からふと))の生まれ。戦後、北海道に移住。朝鮮総連、朝鮮新報社勤務のかたわら、創作に打ち込む。「砧(きぬた)をうつ女」で芥川賞受賞。他に「約束の土地」「見...