さわだ‐ふじこ【沢田ふじ子】
[1946〜 ]小説家。愛知の生まれ。高校教師、京都の西陣織工を経て作家活動に入り「石女(うまずめ)」で注目される。短編「寂野(さみしの)」と長編「陸奥甲冑記(みちのくかっちゅうき)」で吉川英治...
さわの‐ちゅうあん【沢野忠庵】
ポルトガルのイエズス会宣教師フェレイラの日本名。
さわむら‐そうじゅうろう【沢村宗十郎】
歌舞伎俳優。屋号、紀伊国屋。代々和実(わじつ)の芸を得意とする。 (初世)[1685〜1756]沢村長十郎の門弟。初め大坂で修業、のち江戸に下り、2世市川団十郎とともに享保期(1716〜173...
さんとう‐きょうでん【山東京伝】
[1761〜1816]江戸後期の戯作者・浮世絵師。江戸の人。本名、岩瀬醒(いわせさむる)。通称、京屋伝蔵。浮世絵を北尾重政に学び、北尾政演(まさのぶ)と名乗る。のち、戯作に筆をふるった。寛政の改...
しきだ‐としはる【敷田年治】
[1817〜1902]幕末・明治期の国学者。豊前(ぶぜん)の人。号、百園。帆足万里(ほあしばんり)に師事。著「音韻啓蒙」「古事記標註」など。
しずか‐ごぜん【静御前】
源義経の側室。母は磯禅師。もと白拍子。義経の京都退去に従ったが吉野山中で別れ、捕らえられた。鎌倉鶴岡八幡宮で、義経を恋う「しずやしず」の歌を舞って人々を感動させた。静(しずか)。生没年未詳。
しば‐たつと【司馬達等】
古代の渡来人。継体天皇のときに来日。蘇我馬子(そがのうまこ)と協力して仏教の興隆に努めた。仏師鞍作止利(くらつくりのとり)は、その孫。生没年未詳。
しみず‐たかし【清水多嘉示】
[1897〜1981]彫刻家。長野の生まれ。フランスに留学し、ブールデルに師事。
シーボルト【Philipp Franz Balthasar von Siebold】
[1796〜1866]ドイツの医者・博物学者。1823年、オランダ商館の医師として来日。長崎に鳴滝塾を開設、診療と教育とに当たり、日本の西洋医学発展に影響を与えた。シーボルト事件により1829年...
ジェンティレ【Giovanni Gentile】
[1875〜1944]イタリアの哲学者・政治家。ローマ大教授。新ヘーゲル学派に属し、ヘーゲル弁証法の絶対的内在性を強調した。師であるクローチェに反して自由主義からファシズムへ転向し、ファシズムの...