さだむね【貞宗】
南北朝時代、相模の刀工。通称彦四郎。正宗と併称される名工。正宗の養子ともいう。生没年未詳。
サッフォー【Sapphō】
[前612ころ〜?]ギリシャの女流詩人。レスボス島生まれ。率直で簡明な作風の叙情詩・恋歌などは、後世まで永く愛好された。貴族の娘たちに詩や音楽を教えていたことから、同性愛、失恋による自殺などの...
さつま‐げき【薩摩外記】
江戸前期の古浄瑠璃の太夫。薩摩浄雲の門弟。江戸で活躍し、外記節を創始。江戸堺町で操り芝居を興行した。生没年未詳。
さとう‐こうろく【佐藤紅緑】
[1874〜1949]小説家・劇作家・俳人。青森の生まれ。本名、洽六(こうろく)。詩人サトウ・ハチロー、作家佐藤愛子の父。正岡子規に俳句を学び、のち小説に転じた。少年小説「あゝ玉杯に花うけて」など。
さとう‐ただのぶ【佐藤忠信】
[1161〜1186]平安末期の武士。源義経の四天王の一人。継信の弟。義経が吉野山で山僧に攻められたとき、身代わりとなって奮戦。翌年、京都で敵に囲まれて自刃。
さとう‐とくじ【佐藤得二】
[1899〜1970]哲学者・小説家。岩手の生まれ。京城帝大予科、一高の教授を歴任した後、文部省に入省。昭和38年(1963)、64歳のときに「女のいくさ」で直木賞を受賞し、話題を集める。
さねもり【真守】
平安時代の刀工。伯耆(ほうき)の人。安綱の子。平家の重宝「抜丸」の作者という。生没年未詳。
さのげんざえもんのじょう‐つねよ【佐野源左衛門尉常世】
鎌倉時代の武士。上野(こうずけ)の人。謡曲「鉢木(はちのき)」の主人公。生没年未詳。→鉢木
さんじょうにし‐すえとも【三条西季知】
[1811〜1880]幕末・明治前期の公家・歌人。尊王攘夷派として活躍。文久3年(1863)8月18日の政変で七卿落ちの一人として西走。維新後、明治天皇の侍従。
しば‐よしかど【斯波義廉】
室町中期の武将。室町幕府の管領。斯波氏を継いで、越前・尾張・遠江(とおとうみ)の守護職となった。のち、義敏と家督を争い、応仁の乱の一因を作った。生没年未詳。