たつの‐ゆたか【辰野隆】
[1888〜1964]フランス文学者・随筆家。東京の生まれ。辰野金吾の長男。東大でフランス文学を講じ、門下から渡辺一夫・小林秀雄らが輩出。著「ボオドレエル研究序説」「忘れ得ぬ人々」など。
ダランベール【Jean Le Rond D'Alembert】
[1717〜1783]フランスの物理学者・数学者・思想家。ダランベールの原理を樹立。積分学・流体力学・哲学の発展と啓蒙に努めた。ディドロと「大百科全書」を編集し数学の項および「総序」を執筆。
ちょ‐すいりょう【褚遂良】
[596〜658]中国、唐初の書家・政治家。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は登善。楷書・隷書にすぐれ、欧陽詢(おうようじゅん)・虞世南(ぐせいなん)とともに初唐三大家の...
ディルタイ【Wilhelm Dilthey】
[1833〜1911]ドイツの哲学者。精神科学の方法の確立を目指した。人間の内的体験、内的連関を重視する生の哲学を主唱し、歴史・文化・社会にまで考究の領域を広げた。著「精神科学序説」「精神諸科学...
デカルト【René Descartes】
[1596〜1650]フランスの哲学者・数学者。近世哲学の父とされる。方法的懐疑によってすべてを疑うが、疑っている自己の存在を真理と認め、「我思う、故に我あり」の命題によって哲学の第一原理を確立...
ヘンリー【Henry】
英国王。 (2世)[1133〜1189]在位1154〜1189。プランタジネット朝の始祖。フランスに広大な土地を領有。行政裁判制度の確立などにより、イギリス封建王政の最盛期を築いた。 (7世...
ベルナール【Claude Bernard】
[1813〜1878]フランスの生理学者。膵液(すいえき)の消化作用、肝臓のグリコーゲン生成作用の発見、神経による血管運動の解明など、多くの業績がある。著「実験医学序説」など。
ベンサム【Jeremy Bentham】
[1748〜1832]英国の法学者・哲学者。功利主義の主唱者。個人の行為の判断基準が幸福の追求にあるのと同様に、社会の目的は「最大多数の最大幸福」の実現にあると説いた。著「道徳と立法の原理序説」...
りゅう‐きょう【劉向】
[前77ころ〜前6]中国、前漢の経学者。本名、更生。字(あざな)は子政。宮中の書物の校訂・整理に当たり、書籍解題「別録」を作り、目録学の祖と称される。著「説苑(ぜいえん)」「洪範五行伝」「新序」...
ワーズワース【William Wordsworth】
[1770〜1850]英国の詩人。自然と人間との霊交をうたい、ともに湖畔詩人とよばれたコールリッジとの共著「叙情民謡集」はロマン主義運動に一時期を画した。ほかに自伝的長詩「序曲」など。