いしかわ‐とよのぶ【石川豊信】
[1711〜1785]江戸中期の浮世絵師。江戸の人。俗称、孫三郎あるいは七兵衛。西村重長に師事し、漆絵・紅摺(べにず)り絵にすぐれ、ふくよかな顔だちや、しなやかな姿態の美人画に独自の画風を示した。
いしかわ‐まさもち【石川雅望】
[1754〜1830]江戸後期の狂歌師・国学者。江戸の人。号、宿屋飯盛(やどやのめしもり)。石川豊信の子で、家業は宿屋。狂歌を四方赤良(よものあから)に学ぶ。和漢の学に通じ、著書に「しみのすみか...
いしだ‐ばいがん【石田梅岩】
[1685〜1744]江戸中期の思想家。石門(せきもん)心学の始祖。丹波の人。本名、興長。小栗了雲に師事。実践的倫理思想をわかりやすく説き、町人層に歓迎された。著「都鄙(とひ)問答」「斉家論」など。
いしだ‐みとく【石田未得】
[1587〜1669]江戸前期の俳人・狂歌師。江戸の人。号、乾堂。松永貞徳の門人で、半井卜養(なからいぼくよう)とともに江戸二大狂歌師といわれた。著「吾吟我集(ごぎんわがしゅう)」。
いしだ‐ゆうてい【石田幽汀】
[1721〜1786]江戸中期の画家。播磨(はりま)の人。京都で活躍。写実性の強い装飾性を特色とする。円山応挙(まるやまおうきょ)の師。
いしづか‐たつまろ【石塚竜麿】
[1764〜1823]江戸中期の国語学者。遠江(とおとうみ)の人。本居宣長(もとおりのりなが)の弟子。「古言清濁考(こげんせいだくこう)」「仮名遣奥山路(かなづかいおくのやまじ)」を著し、上代特...
いしはら‐まさあきら【石原正明】
[1760〜1821]江戸中期の国学者・歌人。尾張の人。号、蓬堂。本居宣長(もとおりのりなが)・塙保己一(はなわほきいち)に師事。「群書類従」の編纂(へんさん)に従事し、有職(ゆうそく)故実に通...
いしん‐の‐さんけつ【維新の三傑】
明治維新に功績の大きかった、西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允(きどたかよし)の三人。
いちかわ‐かんさい【市河寛斎】
[1749〜1820]江戸後期の儒学者・漢詩人。上野(こうずけ)の人。名は世寧、字(あざな)は子静。昌平坂学問所に学び、富山藩校教授となった。著「日本詩紀」「全唐詩逸」など。
いのうえ‐しんかい【井上真改】
[?〜1682]江戸初期の刀工。日向(ひゅうが)の人。大坂で国貞の跡を継ぎ、2代目和泉守国貞を名のったが、のち井上真改と改めた。2代目津田助広と並ぶ大坂新刀の名工で、その作は大坂正宗と称された。