おおとも‐の‐くろぬし【大友黒主/大伴黒主】
平安前期の歌人。六歌仙の一人。近江の人。歌は古今集・後撰集に収載。謡曲・歌舞伎などの題材となっている。生没年未詳。
おおなかとみ‐の‐よしのぶ【大中臣能宣】
[921〜991]平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。梨壺(なしつぼ)の五人の一人として後撰集を撰進。歌は拾遺集・後拾遺集などに収載。家集に「能宣集」がある。
おの‐の‐よしふる【小野好古】
[884〜968]平安中期の武人・歌人。道風の兄。藤原純友(ふじわらのすみとも)の乱に、追捕使(ついぶし)として、これを鎮定。歌は後撰集・拾遺集に収載。
おやまだ‐ともきよ【小山田与清】
[1783〜1847]江戸後期の国学者。武蔵の人。一時、高田姓を名のる。号は松屋(まつのや)。村田春海(むらたはるみ)に師事、故実考証の学に通じた。「八洲文藻」を撰し、著書に「松屋筆記」がある。
かたおか‐けんきち【片岡健吉】
[1844〜1903]政治家。高知の生まれ。立志社をつくり、自由民権運動を推進。民撰議院設立建白書や国会開設請願書提出の中心になった。
かや‐の‐とよとし【賀陽豊年】
[751〜815]平安初期の漢学者。「凌雲集」の撰進に参加。その詩文は「凌雲集」「経国集」に収載。
きこく‐し【鬼谷子】
中国、戦国時代の思想家。縦横家の一人。鬼谷(山西省)に住んだのでこの名がある。蘇秦(そしん)に合縦(がっしょう)策を、張儀(ちょうぎ)に連衡(れんこう)策を教えたといわれる。姓名・生没年・事績...
きせん【喜撰】
平安初期の歌人。六歌仙の一人。山城の人。古今集に「わが庵(いほ)は都のたつみしかぞ住む世を宇治山と人は言ふなり」の一首がある。歌学書「喜撰式」の著者と伝えられる。生没年未詳。 歌舞伎舞踊。清...
しんけい【心敬】
[1406〜1475]室町中期の連歌師・歌人。京都十住心院の権大僧都。紀伊の人。和歌を正徹(しょうてつ)に学び、それを連歌にも生かそうとした。その作品は「新撰菟玖波集(つくばしゅう)」「竹林抄」...
すおう‐の‐ないし【周防内侍】
[?〜1110ころ]平安後期の女流歌人。周防守平棟仲の娘。名は仲子。後冷泉(ごれいぜい)・後三条・白河・堀河の4天皇に女官として仕えた。後拾遺集以下の勅撰集に35首が入集。家集に「周防内侍集」がある。