くりやがわ‐はくそん【厨川白村】
[1880〜1923]英文学者・評論家。京大教授。京都の生まれ。本名、辰夫。「近代文学十講」で、西欧の近代文学思潮を体系的に解説。他に「象牙の塔を出て」「近代の恋愛観」など。
くれ‐しげいち【呉茂一】
[1897〜1977]西洋古典文学者。東京の生まれ。秀三の長男。東大・名古屋大教授。ギリシャ神話の研究に力を注ぎ、邦訳多数。「イリアス」の翻訳で読売文学賞、ギリシャ叙情詩の訳詩集「花冠」で日本翻...
くわばら‐たけお【桑原武夫】
[1904〜1988]仏文学者・評論家。福井の生まれ。隲蔵(じつぞう)の子。西欧的知性や近代的精神に基づいた評論が多く、京都大学人文科学研究所の学際的な共同研究を推進した。文化勲章受章。著「第二...
ケトレ【Lambert Adolphe Jacques Quételet】
[1796〜1874]ベルギーの統計学者・天文学者。社会現象に自然科学の計量方法を適用、近代統計学の祖となった。著「人類およびその精神の発展について」など。
ケプラー【Johannes Kepler】
[1571〜1630]ドイツの天文学者。ティコ=ブラーエの学を継ぎ、火星の公転軌道を決定。またケプラーの法則の確立、ケプラー式望遠鏡の考案、天体表「ルドルフ表」の編集を通じて、近代天文学の先駆者...
こいずみ‐やくも【小泉八雲】
[1850〜1904]英文学者・作家。ギリシャに生まれる。本名、ラフカディオ=ハーン(Lafcadio Hearn)。明治23年(1890)来日。小泉節子と結婚、のち、日本に帰化。松江中学校・東...
こざい‐よしひで【古在由秀】
[1928〜2018]天文学者。東京の生まれ。人工衛星の軌道を割り出す「コザイの式」を編み出し、衛星による測地学を確立した。国立天文台台長、国際天文学連合会長などを歴任。平成21年(2009)文...
こ‐てき【胡適】
[1891〜1962]中国の文学者・思想家・教育行政家。績渓(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は適之(てきし)。米国に留学し、デューイに学び、帰国後、北京大学教授。五・四運動のころから白話文...
コペルニクス【(ラテン)Nicolaus Copernicus】
[1473〜1543]ポーランドの天文学者・聖職者。プロシアの生まれ。神学・医学・数学・天文学を学んだ。天体観測を続け、ギリシャ思想をうけて地動説を主張。近代天文学の出発点を確立。ポーランド名、...
こみや‐とよたか【小宮豊隆】
[1884〜1966]独文学者・評論家。福岡の生まれ。夏目漱石門下として、「漱石全集」を編集。著「夏目漱石」「芭蕉の研究」など。